男体山 日光を象徴する信仰の山 2022.5.18

登山日記

前週の福島県安達太良山に続き2週連続の県外遠征。

今回は栃木県日光市にある男体山

標高は結構あるけど距離はそんなに長くないしそこまでキツくないかなと思ったら急登&岩場に苦戦しましたが、期待を裏切らない眺めにしっかり癒され下山できました。

中禅寺湖の近くにある二荒山神社から登るルートを紹介します。

男体山とは?

日本百名山にも選ばれている栃木県日光市にある火山で、標高2486mです。

綺麗な円錐の形は見るからに火山ですよね。

中禅寺湖は大昔に起きた男体山の噴火で川が堰き止められてできた湖らしいです。

秋になると男体山は素晴らしい紅葉が見られるので是非秋にも登ってほしい山です。

ただ紅葉シーズンの中禅寺湖周辺は超絶大混雑する場所で、いろは坂も大渋滞を起こしますので平日に来ることを強くオススメします。

男体山の登山は中禅寺湖畔の二荒山神社中宮祠からスタートして頂上には奥宮があります。

男体山は頂上を含めて二荒山神社の境内となっていて、4月から11月の登拝期間中しか登ることができません。

登山の際は登拝料1,000円を納めます。

男体山の難易度

体力レベル
余裕
ヘトヘト
危険レベル
安全
手に汗握る

危険な場所はないので安心して登れますが、後半は大きな岩が転がっている急登なので体力消耗します。

前週に登った安達太良山より距離は短いですが体力的には少しきついかなって感じでした。

登山口と駐車場

登山は二荒山神社中宮祠からスタートです。

駐車場は二荒山神社の敷地内にあります。

二荒山神社の宝物館の裏にあるのが第一駐車場です。

第二駐車場もあります。

第二駐車場の方が登山口に近いしトイレもあります。

男体山登山日記

登山データ

登り:約2時間

下り:約1時間20分

スタート地点ですでに標高1200mを超えていますが、男体山は2486mあるので頂上までの標高差約1200mとそこそこハードです。

男体山 / つのださんの男体山の活動データ | YAMAP / ヤマップ

登山口から4合目まで

二荒山神社中宮祠からスタートします。

何とも立派な登山口です。

普通に観光客もいますが登山客も当たり前のようにいるので登山の格好をしていても全然浮きません。

社務所で登山届を書いて登拝料1,000円を納めてスタートです。

鳥居と登拝門をくぐって登山スタート!

最初からそこそこ急な階段を登ります。

階段だと良いペースで登っちゃいますが先は長いのでゆっくり登って体があったまってくるのを待ちましょう。

10分くらい石段が続く登山道を歩くと1合目の石碑です。

ここくらいまでは観光客が来たりもしますが、1合目以降は登山者しかいません。

男体山は◯合目の案内がずっと出ていて今どのあたりを歩いているのか分かりやすいです。

2合目。

木の根っこが地面に剥き出しになっている場所が多く足元が悪いので滑らないように注意です。

1合目から3合目までは森林地帯をひたすら歩きます。

傾斜も急なのでここで体力を削られないようにマイペースキープです。

3合目。

ここから4合目までは本来の登山道が通れないらしく工事用の舗装道路を歩いて行きます。

登山データを見ると前半に歩いた軌跡が蛇行しているところがありますが、そこがこの道路です。

この道路の上はどこまで行けるのか分かりませんが、下へ行くと第一いろは坂まで行っちゃうそうなので下山のときに間違うと大変なことになります。

3合目から4合目の舗装道路で工事用車両も通って行きます。

登山靴でアスファルト道は歩きにくいですが、こんな感じの道をしばらく歩きます。

4合目に到着。

ここで正規の登山道に戻ります。

3合目〜4合目は本来の登山道も通れなくはないですが、登山口の注意書きにも舗装道路を通ってくださいと書いてあるので安全な方を通りましょう。

5合目から8合目まで

5合目です。

ここまではそんなに急ではないので良いペースで登って来れたかもしれませんが、ここからがこの山の勝負どころです。

5合目と6合目のあいだ。

動く岩が多いので転がさないように注意しましょう。

ここあたりから大きな岩が増えてきます。

6合目です。

見えにくいですが岩の下の方に赤い字で「6合目」と書いてあります。

足場が悪くなってくるので注意しましょう。

6合目以降はだいたいこんな感じです。

動く岩もあるので足場にする岩を見極めて一歩一歩進みましょう。

だんだん急になってきますが振り返れば中禅寺湖が見えたりもします。

7合目。

落石が多い難所の岩場です。

疲れて一息つくのも場所を選ばなくてはなりません。

バランスを崩して転落注意です。

岩場を登り切って8合目。

長かった急な岩場もあと少しです。

8合目を過ぎて9合目手前からガラッと雰囲気が変わります。

岩場を抜けると整備された土の道になりますが滑るので注意です。

9合目から頂上

9合目。

頂上あと少し!

ここまで来たらもうこっちのもんでしょう笑

この林を登り切れば景色が開けます。

景色が開けると地面は赤土になって一気に火山ぽい風景です。

景色は良くなりますが、さえぎるものがなくなるので風が吹いて寒いです。

頂上付近からは中禅寺湖が綺麗に見えます。

頂上にある二荒山神社奥宮です。

登山口近くの神社とセットで頂上にも神社があるのはよくあるやつですね。

標高は結構あって風が少し吹くと寒いのでソフトシェルとかあったほうがいいですね。

男体山の本当の頂上はもう少し歩いたところにあります。

スペースが広いので座って昼ご飯を食べるのにちょうどいい場所です。

頂上の御神剣が混んでたので先にこっちにきました。

先っちょに見える建物は二荒山神社太郎山神社、その先の正面に見える残雪の山は日光白根山です。

右側を向けば日光白根山(左)、燧ヶ岳(中央)、会津駒ヶ岳(右の平らな山)。

気づいたら誰もいなくなっていました。

ここが男体山の頂上です。

頂上には男体山のシンボルである剣が突き刺さっています。

鳥居越しの剣。

御神木ならぬ御神剣です。

その名の通り神が宿る剣です。

正確には「二荒山大神御神剣」と下の方に書いてあります。

2012年に根元からぽっきり折れたそうですが見事に修復されています。

御神剣の素材はこんな感じ。

頂上混んできました。

百名山なので平日の水曜日とはいえ登山客が多いです。

この日は下山時にも大勢の人とすれ違いました。

下山後は日光山水という旅館で温泉に入って汗を流しました。

この辺は中禅寺湖温泉といって温泉旅館が多くありますが、日帰り温泉をしている温泉は少ないみたいです。

まとめ 2000m超の山だけど日帰りできる男体山

標高2486mと結構高い山ですが、十分日帰りできる山です。

何より頂上からみえる山々と中禅寺湖の景色が素晴らしい!

秋になれば全然違う姿も見せてくれます。

登山以外にも付近には中禅寺湖や華厳の滝や、いろは坂を下っていけば世界遺産の日光東照宮など観光名所満載なので是非男体山登山と日光を訪れてみてください。

ちなみに僕はこの日は朝4時前に新潟の自宅を出発して8時くらいから登山開始

12時半くらいに下山

その後、中禅寺湖半にある菖蒲ヶ浜キャンプ村でキャンプして翌日帰りました。

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