涸沢テント泊登山2日目はジャンダルムまで登山して再び涸沢に戻ってきます。
ガスってて景色は全く見えませんでしたが雨風はほぼなかったのでジャンダルムに登頂し、無事涸沢まで戻ってくることができました。
3日目は前穂経由で上高地帰る予定でしたが、雨のため横尾経由で下山しました。
奥穂高岳、ジャンダルム コースタイム
涸沢ヒュッテ → 穂高岳山荘 | 1時間30分 |
穂高岳山荘 → 奥穂高岳 | 45分 |
奥穂高岳 → ジャンダルム | 1時間15分 |
ジャンダルム → 穂高岳山荘 | 1時間20分 |
穂高岳山荘 → 涸沢ヒュッテ | 1時間15分 |
ちなみに最終日の涸沢ヒュッテから上高地への下山は4時間30分でした
奥穂高岳、ジャンダルム 登山日記
涸沢ヒュッテ→奥穂高岳
朝6時の涸沢テント場です
稜線は見えますが曇ってます
ざっくりですが、こんな感じで登っていきます
ザイテングラートという部分は穂高岳山荘直下の部分を指します
曇ってはいますが東側には大天井岳がよく見える
長野県警山岳救助隊基地の前に設置されている掲示板
入山前は晴れ予報だったのに雨に変わっちゃいました
この時点での今年の穂高連峰界隈での死亡8人だそうです
実はこの日も西穂→ジャンダルムの登山道で滑落死亡事故発生してました
ただでさえ危険な登山道が多いので十分注意して登山したいところです
06:40 涸沢テント場出発
06:49 涸沢小屋
涸沢ヒュッテからの方が涸沢カール全体はよく見えます
涸沢小屋から登り始めの部分
紅葉は色づき始めって感じですね
穂高岳山荘まではゴロゴロの岩場を登っていきます
標高が高い部分からガスがかかり始めてきてます
前方に見える右上に向かって登っているハイマツの岩場がザイテングラートです
ここまでも結構急でしたが、ここからはさらにキツい登り坂です
ザイテングラート取り付き部分
注意して歩いていても石ころ落としちゃうのでヘルメット必須です
振り返ると涸沢ヒュッテがあんなにも小さくなってる
大キレットなど稜線上の登山道のような危険な場所はありませんがとにかく急です
08:15 スタートから1時間30分ほどで穂高岳山荘到着です
淡い期待を打ち砕くほどにガスってます笑
ジャンダルムから戻ってきてラーメンでも食べたい気分
ガスの中、奥穂高岳へ向かいます
穂高岳山荘から奥穂高岳はずっとこんな感じの岩場です
部分的にやや危険な場所もあります
09:00 穂高岳山荘から45分で奥穂高岳に到着
去年に続きガスの中です
いつか奥穂高岳山頂から最高の景色を拝みたいものです
奥穂高岳→ジャンダルム
奥穂をあとにしてジャンダルムへ向かいます
奥穂を過ぎるとすぐある注意書きの看板
この先は心休まる場所はありません
バランス崩せば奈落の底です
手も使わないと怖い
核心部の馬の背を上から見てます
先ほどの注意書き看板通過後10分ほどでここに到着
「煎餅岩」と言われてる岩
画像だけだと何がどうなっているのかよくわからないと思いますが笑
とにかく馬の背の下りは怖いです
無事に馬の背をクリア
怖いけど手と足をかける場所はあるので慎重、確実に進めば大丈夫!
次なる難所はロバの耳
ここをクリアすればあとはジャンダルムの本陣を残すのみです
ロバの耳の最初の鎖を登ると次は恐怖のトラバース
鎖はついてるのでそこまで難しくはないですが鎖が細い気がするのは気のせい?笑
ロバの耳もクリアするとジャンダルム本陣です
ジャンダルムの基部まで来ると「西ホ」という文字があるので、その文字に従い西穂方面へ巻き道を進みます
ここから直登もできるようですが、それができるのはプロのクライマーくらいでしょうね
巻き道を進んでいくと鎖場があるのでそこを下りるとジャンダルム頂上への道があります
10mくらい先に他の登山者がいたので「ジャンダルム頂上への道はそっちにありますか?」って聞いたら「I don’t know Japanese」との回答
すみませんでした笑
鎖場を下りると「ジャン」の文字があります
あとはここを登るだけ
「◯」が付いてるので道を外れないように登っていきましょう
10:17 無事にジャンダルム登頂(標高3,163m)
なぜここに天使がいるのか?分かる方は教えてください!!
ジャンダルム→穂高岳山荘
ジャンダルム頂上はこんな感じ
そこそこ広くて平らなので混んでなければランチタイムもできそうですね
先ほどの外国人登山者に反対側へ下りれるのかって英語で聞かれたので「Dangerous!!」とだけ言ったらしっかり伝わってました笑
長居すると天気が悪くなってきそうなので足早に帰ります
画像はジャンダルム基部の巻き道を戻っている様子
ここも落ちたら終わりのDead or Aliveなので普通に怖いです
とにかくこんな感じの岩場のアップダウンばかり
帰りのロバの耳
鎖につかまりながら慎重にトラバース
危険な場所のわりに鎖は細いですが笑
帰りの馬の背は登りです
足をかけるスペースは靴の幅よりも狭いです
でも下りは怖かったですが登りは結構余裕でした
11:46 無事ジャンダルムから帰還
穂高岳山荘に到着した時の安心感は人生ベスト3に入りますね
穂高岳山荘→涸沢ヒュッテ→最終日(3日目)
去年はここで担々麺を食べたので今年は味噌ラーメン(1,100円)を注文
大盛りはないそうです
ラーメン食べてひと休みした後はザイテングラートを下って涸沢のテントへ戻ります
ジャンダルムから戻ってきて奥穂を通過したあたりから霧雨が降り出しました
その後も止むことなく涸沢に着いたら霧雨から小雨へ
外にも出れないのでテント内でまったりタイム
この日の夕飯は毎度お馴染み尾西の松茸ごはん、レトルトハンバーグ、オニオンスープです
山であったかいご飯は最高にうまいです!!
ちなみにマイテントであるNaturehike Cloudup2は初めて雨に打たれましたが染みたり漏れたりすることはありませんでした
購入を検討されている方がいれば参考までに
ちなみに9月27日時点では涸沢ヒュッテの水道は出てました
そして翌朝になっても雨はやまず
予報だとこの日が一番悪いっぽいですが
雨の中、テントを撤収です
朝イチの涸沢ヒュッテのテラス
天気が悪いのでしっぽりした雰囲気のテラス
周りが薄暗い中で照らされる灯りはいい雰囲気を醸し出してます
そう思うと雨も悪くないなーと思ってしまいます
テラスから一歩出ると一瞬で忘れますが笑
6:15出発で下山の途に着きました
ありがとう涸沢、また来る日まで
まとめ
2回目の奥穂、初めてのジャンダルム
景色は望めませんでしたが達成感はやっぱり半端ない
それでもやっぱり山頂からの景色は見たいのでまた必ず来ます!!
今回初めて雨の中でのテント泊でした
雨が降る中、外で過ごしてるのは何だか不思議な気持ちでした
何より秘密基地的な感じがして楽しかったです
雨の中でテントを撤収したりして経験値上がったなーと思ってます
冬前にもう1回くらい泊まり登山したいと思ってるのでぜひ次の登山日記も見てください