この記事ではミレーのドライナミックメッシュを紹介します
Googleで「ミレー」と入力すれば「ドライナミックメッシュ」と予測変換が出てくるほどミレーの代表的アイテムのひとつ
登山に限らず、さまざまなアクティビティで使われている定番ドライレイヤーです
でも実際のところどうなの?と思っている方も多いはず
僕はノースリーブとボクサーパンツを持っていますが、登山のときは毎回着ています
結論、少し気になる点もあるけど汗による冷えと不快感を一掃してくれる!です
ECサイトを見ると「超汗かきには意味がない」というレビューをたまに見ますが、そんなことはまったくありません
そこを考慮の上で実際に使ってみた感想を書いていくのでぜひ参考にしてください
ミレー ドライナミックメッシュの概要
スペック
ドライナミックメッシュのメカニズムは「汗を瞬時に吸い上げてベースレイヤー(Tシャツなど)に拡散する」というものです
ドライナミックメッシュの生地は厚みがある分、汗を吸ったベースレイヤーは肌との距離を保つことができ、汗冷えを防いでくれるというわけです
ベースレイヤーとドライナミックメッシュがピタッとした密着した方が効率よく拡散できるので、ダボっとしたTシャツだとせっかくの拡散効果が薄くなってしまいます
装備 | ・水分を含まないポリプロピレンを使用 ・汗はメッシュを抜けて素早くベースレイヤーに移行し、 肌をドライな状態に維持するため、安全かつ快適性に 優れる山装備に必須のDRYNAMIC MESHレイヤー ・消臭糸使用 |
素材 | DRYNAMIC MESH ポリプロピレン66% ナイロン28% ポリウレタン6% |
重量 | 100g(ノースリーブの場合) |
一年を通して発汗による”冷え”と不快感を軽減する、究極のドライ感を実現した次世代のアンダーウェア(肌着)。疎水性に優れ、熱伝導率の低いポリプロピレンをベースに、かさ高メッシュで編み上げることで肌面の汗を素早く吸収し、上位のベースレイヤーに拡散します。さらに汗を吸ったベースレイヤーはメッシュの厚みによって肌から遠ざけられ、肌面の冷えを防ぎ、ドライ感を保ちます。気温の高い季節や薄手のレイヤーに合わせやすいノースリーブタイプ。
引用元:MILLET公式オンラインストア
外観
僕が使っているのはノースリーブタイプとボクサーパンツタイプです
見てのとおりスケスケです
パンツの方は、大事なところのドライ効果は薄そうです笑
裏側も表側と特に変わらず大部分がメッシュになっています
ドライナミックメッシュを着用した様子
僕の身長は181cmですがサイズL/XLを着ています
人前では少し恥ずかしい見た目ですが、この格好で人前に出るのは登山後に入る風呂の脱衣場くらいでしょう笑
ミレー ドライナミックメッシュのレビュー
【良い点】汗冷え対策には最適!汗を吸い上げ肌をドライに保ってくれる
ドライナミックメッシュが一番活躍するのは汗冷えするような場面です
行動中に汗はかくけど休憩すると肌寒いとか、少し冷たい風が吹いてるというときです
また、冬だと厚着しているので天気が良くなってくると暑くて汗をかく場面もあります
Tシャツなどのベースレイヤーを肌着としていると、汗冷えして肌寒くなるような時がありますが、ドライナミックメッシュを使い始めてからは汗冷えすることがなくなりました
【良い点】ベースレイヤーとの間に空気の層をつくることで保温効果がある
メッシュでスケスケな見た目ですが、そのメッシュは厚みがあるため、肌とベースレイヤーの間に空気の層を作ることで保温効果もあります
実際、肌寒い季節でドライナミックメッシュを着ていると肌表面の温かさを感じます
【良い点】真夏に大汗をかいてもTシャツと肌のベタつきを防いでくれる
夏の登山時に困ることのひとつがTシャツと肌とのベタつき
最近のTシャツは速乾素材が主流なので昔の綿100%のTシャツよりはマシですが、それでもやはり気持ち悪いですよね
ドライナミックメッシュを着ていればTシャツと肌は接していないのでベタつき感は一切ありません
【良い点】伸縮性があるので着たり脱いだりしやすい
ドライナミックメッシュは肌にフィットする必要があることから伸縮性があるため、着たり脱いだりがとてもしやすいです
サイズ選びもそこまでシビアになる必要はないので普段着ているTシャツのサイズと同じもので問題ないと思います
大きすぎると肌との密着がされず汗の吸い上げ効果が半減してしまいます
【悪い点】汗をバシャバシャかいてるときは汗の吸い上げ効果はあまり感じない
真夏の登山などで汗が止まらないようなときはなかなかドライにはなりません
汗の拡散スピードにも限界があるので、発汗のペースが早いときはあきらめましょう笑
それでもTシャツとのベタつきはありませんので、やはり着ていた方がいいと思います
【悪い点】少しにおってくる
これは素材的にしょうがないかもしれませんが、やはり使っているにおってきます
当然ながら個人差はあります
特に山で泊まる場合などは十分な洗濯、乾燥ができないのでにおってきやすいです
なので可能な限りテントの上に広げたりするなどして乾燥させましょう
雨が降っているときはいさぎよくあきらめましょう笑
山小屋に行くとドライナミックメッシュうんぬんの前に至る所から香ばしいにおいがしているのでお互い様ということで僕は気にしなくてもいいと思います
【悪い点】厚みがあるのでベースレイヤーが少し窮屈
ドライナミックメッシュは厚みがあるので、その上に着るベースレイヤーの伸縮性が弱かったりすると窮屈で着にくいです
最近の化繊Tシャツなら気にしなくていいですが、ポリエステル素材でもコットン風な肌触りのTシャツだと伸縮性が弱くて窮屈に感じるかもしれません
ミレー ドライナミックメッシュのメンテナンスについて
メンテナンスといっても特別なことは必要ありません
普通に洗濯してしっかり乾燥させればいいだけ
洗濯表示に弱水量マークがついてるので、僕はネットに入れて手洗いモードで洗ってます
また、乾燥機は使わず陰干しした方がいいです
できれば下山して脱いだらすぐに洗濯したいところですが、それはほぼ無理です
汗などが付着した衣服は4時間〜6時間くらい放置するとニオイの元となる菌が爆発的に増えると言われています
下山後、自宅に帰るまで長時間かかる場合、車の中でハンガーにかけておけば菌の繁殖を少しは抑えられるかもしれません
ドライナミックメッシュの廉価メッシュとの比較
ドライナミックメッシュと廉価メッシュの違いは?
僕はヤフーで以下のものを購入しました
他にも似たようなものがいくつか売ってます
イオンにも似たようなのメッシュが1,000円くらいで売ってます
僕が感じた違いは以下のとおりです
- ドライナミックメッシュより伸縮性があり、体にフィットする
- スケスケではあるが、ドライナミックメッシュほどメッシュではない
- 肌触りはサラサラする
- 全体的にドライナミックメッシュより薄い
両方使ってみた結果・・・やっぱり本家ミレーが優れている!!
汗が止まらないような真夏の暑い状況だと大差ないです
しかし!
発汗と乾燥のスピードが均衡してくるような状況だとドライナミックメッシュが断然優れていると感じました
廉価版は全然乾きませんので、汗冷えのリスクを感じました
やはり汗を吸い上げ、拡散し、汗冷えを防ぐという機能はドライナミックメッシュに軍配があがります
ドライ効果はあまり期待できないかもしれませんが、真夏の暑い状況でしか着ないという場合には廉価メッシュでもいいかもしれませんね
廉価メッシュでもTシャツとのベタつき感は軽減してくれますので
ミレー ドライナミックメッシュはこんな人におすすめ
はっきり言って登山をする人全員におすすめしたいくらいです
もちろん「超汗かき」の人にもです
平地でスポーツをするような場合は汗をかいたらすぐに着替えられるし、汗冷えによる体調の変化は起きにくいと思います
登山の場合だと簡単に着替えられないし、天候も変わりやすいです
夏山に登れば、さっきまで暑くて汗をかいていたけど、急に風が吹いてきて肌寒くなってきたということはよくある話
ドライナミックメッシュの一番の機能は肌をドライに保ち汗冷えを防止することです
ドライナミックメッシュが活躍するのは汗をガンガンかいているときではなく、発汗が少しおさまった乾き始めの場面です
なので超汗かきだから意味がないということは全くありません
ミレー ドライナミックメッシュのレビューまとめ
登山中の汗冷えは低体温の始まりで冗談抜きに死に直結します
登山を存分に楽しむためにも体調管理は基本中の基本
汗冷えして体温が低下すると、もとの体温に戻そうしたときに貴重な体力を消耗してしまいます
ドライナミックメッシュを着ていれば汗冷え対策はバッチリ
僕はノースリーブを使っていますが、他にも半袖や長袖のものもあります
それぞれの登山スタイルに合ったもの選んで快適に登山を楽しみましょう(^ ^)