今回は、夏は混雑必至の大人気の山、北アルプスの白馬岳へ
蓮華温泉からスタートし、鑓ヶ岳まで行く白馬三山堪能ルートを日帰りで行っちゃいました
往復26km、10時間半の山行はとても疲れましたが、下山後は蓮華温泉で疲れを癒しました
特に急登もなく、危険な場所もないためとても登りやすいルートです
この夏、白馬岳に登ろうと思っている方はぜひ参考にしてください^ ^
白馬岳の基本情報
白馬岳は長野県と富山県にまたがっており、飛騨山脈(北アルプス)後立山連峰にある標高2,932m(国内26番目)の山
白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳の3つの山で白馬三山と呼ばれており、白馬岳は日本百名山に選定されています
夏山シーズンは多くの登山客が訪れますが、特に猿倉荘から登る大雪渓は国内屈指の人気を誇る山岳ルートです
新潟県側の蓮華温泉から登ると途中に通る小蓮華山は新潟県最高峰です
頂上直下にある白馬山荘は収容人数800人で国内最大規模の山小屋、もはや山小屋の域を超えています
白馬岳の登山口について(アクセス、駐車場、携帯電波)
蓮華温泉ロッジ手前にある駐車場です
最寄りの北陸道糸魚川インターからは車で1時間半以上かかります
70台ほど停められますが、夏休み前の平日で白い枠はほぼ埋まっていたので、8月の週末は路駐を覚悟した方が良さそうです
携帯電波ですが、ahamo(docomo)の電波はありませんでした
駐車場のすぐ脇にトイレもあります
夜中は真っ暗になりますが、飲み水を用意しておけば車中泊はできそうです
蓮華温泉から登る白馬岳の登山レポート
YAMAP登山データ
白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳 蓮華温泉から日帰り / つのださんの丸山(黒部市)・白馬岳・小蓮華山(大日岳)の活動データ | YAMAP / ヤマップ
今回は、日帰り登山としては今までで一番距離が長い山行となりました
僕の中で今まで一番長かったのは24.7kmの幌尻岳(北海道)
幌尻岳の方がトータルしんどいですが、蓮華温泉から白馬鑓ヶ岳までの道のりは、ピークをいくつも通過するためアップダウンが多く行きより帰りの方がキツかったです
蓮華温泉〜白馬大池(登山スタート)
03:02 まだ暗い時間帯にヘッドライトを点けてスタート
白馬岳は人気の山なだけあって、まだ暗い早朝にも関わらず20台くらいの車が停まっており、僕がスタートする直前にも3人ほど登って行きました
04:09 1時間ほど登ると天狗の庭という場所に出ました
つまりは、森林地帯の中の開けた平らな場所みたいな?
04:49 白馬大池周辺はお花畑でした
チングルマ?
白馬大池〜小蓮華山
04:54 白馬大池と大池山荘
めちゃくちゃロケーションいい場所にある山小屋です
05:00 大池山荘は素通りして小蓮華山へ向かいます
05:25 船越ノ頭
大池山荘は素通りして小蓮華山へ向かっていく途中にあります
ところで読みは「フナコシノカシラ」で正解?
05:26 船越の頭を過ぎると小蓮華山へ向かう稜線が見えてきます
これぞ北アルプス!って感じの素晴らしい稜線
05:47 小蓮華山へ登る途中から白馬大池の方へ振り返った景色
まるで絵に描いたように雲の隙間から日差しが降り注いでます
中央奥の日差しと被ってる辺りに見える山々は右側から妙高山、火打山、焼山
05:48 日本海の奥には角田山と弥彦山もうっすらと見えました
小蓮華山〜白馬岳
05:57 小蓮華山に到着
標高2,766mで新潟県最高峰です
蓮華温泉をスタートしてから3時間弱で到着しました
小蓮華山の山頂になぜ鉄剣があるのか分かりませんが、おそらく山岳信仰の際に立てられたものなのでしょう
06:02 それでは今回のメインディッシュである白馬岳へ
中央が白馬岳で左側が杓子岳と鑓ヶ岳が被ってます
06:02 双耳峰の鹿島槍ヶ岳はすぐ分かります
奥には槍ヶ岳も見えます
06:24 ここは三国境
新潟、長野、富山の県境です
06:51 白馬岳山頂への最後の登り
白馬岳〜白馬山荘
06:58 白馬岳(標高2,932m)に到着
百名山は70座目です
剱岳と立山連峰
中央奥の右から妙高、火打、焼山
分かりづらいですが、左端に雨飾山も見えてます
台形に見える山が高妻山
そこから稜線伝いに右側に進んでいくとギザギザの稜線が特徴的な戸隠山
おそらく浅間山
奥の左側が八ヶ岳、右側が南アルプス
その手前が霧ヶ峰とか美ヶ原?
八ヶ岳の奥に富士山見えてます
07:04 白馬岳から見た杓子岳と鑓ヶ岳
地図で見ると白馬岳から近くて楽勝な感じがしましたが、アップダウンが半端なくキツイです笑
07:04 白馬岳の山頂直下にある白馬山荘
もはや山小屋の域を超えている大きさ
07:06 松沢貞逸さんのレリーフ
調べたところ白馬山荘を開設した人とのこと
しかも白馬山荘は日本初の営業山小屋らしいです
白馬山荘〜杓子岳〜白馬鑓ヶ岳
07:12 白馬山荘
収容人数800人で日本最大級の山小屋です
07:18 それでは天気もいいので白馬三山を制覇してきます
07:19 白馬山荘から少し下ると白馬岳頂上宿舎があります
白馬山荘よりも小さいですが、十分大きい山小屋です
07:22 杓子岳に向かう途中で雷鳥の親子がいました
最高に癒されます
07:56 杓子岳への登りはザレザレのザレ場で登りにくいです
08:13 杓子岳(標高2,812m)に到着
白馬山荘から1時間かかりました
08:13 杓子岳にから見た白馬岳(右)と旭岳(左)
白馬岳は長野県側はスパッと切れ落ちているのがよく分かります
08:27 もう一つの白馬三山である鑓ヶ岳へ
杓子岳から一気に下って、鑓ヶ岳へ一気に登り返すという、しんどいルートです
白馬鑓ヶ岳〜白馬山荘(ここから下山)
09:01 ということで鑓ヶ岳(標高2,903m)です
杓子岳から45分くらいで着きました
09:01 鑓ヶ岳から見た白馬岳と杓子岳
この景色は格別です
09:01 再び剱岳と立山
右奥には白山も見えます
09:02 北アルプスのオールスターたち
09:46 帰りも長いのでさっさと帰ります
杓子岳は巻道を通ればわざわざ山頂まで登らずに帰れます
がしかし、白馬岳への登りがキツいんです
10:11 白馬岳、白馬山荘、白馬岳頂上宿舎
白馬山荘〜蓮華温泉(無事下山)
10:32 白馬山荘まで戻ってきました
景色最高な山小屋
11:10 帰り道の小蓮華山への登り
白馬岳側から見ても素晴らしい稜線の景色です
12:18 白馬大池まで戻ってきました
12:31 白馬大池から下は森林地帯に入ります
白馬大池からは1時間半くらいで蓮華温泉まで戻りました
往復で26km超え、50,000歩超えました
2023年8月に登った幌尻岳でも50,000歩は超えなかったのに
白馬岳登山での行動食
ドリンク2リットル、カロリーメイト6本、ソイジョイ3本、あんぱん1個
鑓ヶ岳の山頂で食べたあんぱんは過去イチおいしかったです笑
白馬岳登山で使用した道具ピックアップ(ナルゲンOTFボトル710ml)
久しぶりに新しい水分補給用ボトルを買ったのでさっそく使ってみました
片手で開閉できる蓋付きで、行動中に誤って開くことがないようにロックも付いています
ショルダーハーネスのドリンクホルダーに入れておけば簡単に水分補給できます
ハイドレーションと比べると使用後に洗いやすい点が嬉しいです
今後は山行によってハイドレーションとOTFボトルを使い分けようと思います
プラティパスハイドレショーンのレビューはこちらへ
野天風呂好き必見!秘湯・蓮華温泉について
今回の目的のひとつにしていた蓮華温泉、もちろん入ってきました!
僕の個人的な感想ですが、野天風呂は混浴&通路沿いということもあり落ち着いて入ってられません!笑
内湯も十分に素晴らしい風呂なので、内湯だけでも満足できる温泉です
当然ながら野天風呂の脱衣場はすべて青空です笑
まずはロッジで受付します
野天風呂だけの場合でも受付必要です
内湯+野天風呂の両方に入りたければ800円
野天風呂だけでいいなら500円
内湯に入ってから野天風呂巡りへ
野天風呂は全部で4つあります
それぞれの風呂は5分〜10分程度の間隔で山道を歩くので足元注意
僕は登山靴を脱ぎたかったのでサンダルで登りましたが、登山靴で登っている方もいました
時計回りで「黄金の湯→仙気ノ湯→薬師湯→三国一ノ湯」の順番で巡りました
黄金の湯
まずは黄金の湯から
普通に通路沿いにあるので入浴のハードル高めです笑
誰もいなかったのでサッと入って次へ向かいました
お湯が熱かったら、常に水が出るホースがあるので調整できます
仙気ノ湯
次は仙気ノ湯
山道がとてもキツかったです笑
この仙気ノ湯が一番広い浴槽で、一番景色が良いと思います
ここも通路沿いではありますが、黄金の湯よりは何となく入浴のハードルは低い気がしたので、しばらく浸かっていました
薬師湯
仙気ノ湯から階段を登ると薬師湯があります
薬師湯も展望が開けています
この薬師湯だけは女性優先にできるので、階段を登る前に札がかけてあったら女性しか入れません
三国一ノ湯
最後に通ったのが三国一ノ湯です
またしても通路沿い、落ち着いて入ってられません、しかも浴槽が小さい
ということで僕は入りませんでした笑
白馬岳日帰り登山まとめ
蓮華温泉から登る日帰り白馬三山でした
朝3時から登り始めて下山が昼1時半頃
10時間半の長い山行でしたが、稜線上からは最高の景色を見れました
良い山小屋がいくつかある山域なので、次来るときはテント泊装備を背負って登ろうかなと思ってます
また、蓮華温泉に関しては登山関係なく宿泊してみたいなと思う旅館でした
野天風呂は一度は体験してみるのもいいかもしれません笑