おつかれヤマです、マッシュです。
この記事では、登山用の靴下である「ダーンタフ(Darn Tough)#1953 マウンテニアリング」をレビューします。
長時間の登山による足の疲れや冷え、靴擦れに悩んだ経験は多くの人にあると思います。
僕もこれまで数々の登山用靴下を試してきましたが、「これだ!」と思える一足にはなかなか出会えませんでした。
しかし、ある日出会ったのがダーンタフ#1953マウンテニアリング。
アメリカの老舗ブランドが作るこの靴下は、極厚メリノウールで抜群の保温性とクッション性を発揮し、多くの登山者から高評価を得ています。
本記事では、その特徴や実際の使用感を詳しく解説。
靴下選びに悩んでいる人の参考になれば幸いです。
ダーンタフとはアメリカ・バーモント州の靴下専門ブランド

ダーンタフ(Darn Tough)は、アメリカ・バーモント州に本拠を構える靴下専門ブランドです。
創業以来、高品質なメリノウールを使用した耐久性の高い靴下を製造しており、特に登山やアウトドアなど高い強度を求められる靴下作りに強みがあります。
最大の特徴は、「無条件生涯保証」の制度。
穴が開いたり、破れたりした場合でも、新品と交換してもらえるという驚異的な保証を提供しています。
これは製品の品質に対する自信の表れであり、耐久性の高さが実証されています。
また、ダーンタフの靴下は、すべてアメリカ国内の自社工場で生産されており、一足一足に徹底した品質管理が施されています。
快適なフィット感と高い保温性を兼ね備え、厳しい環境でも足を快適に保つ設計が魅力です。
ダーンタフ1953マウンテニアリングの外観とスペック
正式名称は「#1953 マウンテニアリング マイクロクルー ヘビーウェイト フルクッション」。
登山向けの靴下で、ダーンタフのラインナップでは最も暖かく、クッション性のあるモデルです。
全体の外観

カラーはスモークのみ。
つま先、かかと、履き口だけ赤いカラーが施されています。
丈の長さはふくらはぎ中央部くらいの「マイクロクルー」

ダーンタフ靴下には7種類の長さがあります。
その中でも、「マイクロクルー」はちょうど中間。
ふくらはぎ中央部くらいの長さなので、ミッドカットの登山靴ととても合わせやすいです。
生地の厚みはダーンタフで最も厚い「ヘビーウェイト」

ダーンタフ靴下には4種類の厚みがあり、「ヘビーウェイト」は最も厚みのある靴下です。
ダーンタフの中でメリノウールの割合が最も多いので、保温性が高く、肌触りの良さが特徴。
メリノウールは防臭性も高いので、自分の靴下の臭いが気になる人にはおすすめです。笑
最も弾力性のある「フルクッション」

ダーンタフ靴下には3種類のクッション性があり、その中で最も弾力性のある「フルクッション」です。
ダーンタフ独自の縫製技術であるループ編みにより、密度が高く弾力性のある靴下に仕上がっており、足元から伝わる衝撃をしっかり吸収してくれます。
トゥルーシームレス(つま先の縫い目なし)


ダーンタフの靴下は「トゥルーシームレス」というテクノロジーにより、縫い目がありません。
これにより、足へのフィット感や耐久性が向上し、より快適な歩行ができます。
素材は毛(メリノウール)70%、ナイロン28%、ポリウレタン2%

ダーンタフの靴下で毛(メリノウール)の割合が70%を超えているのは、マウンテニアリングだけ。
メリノウールの特徴は、保温性が高く肌触りの良いので、寒い時期には快適です。
ナイロンは耐久性を、ポリウレタンは伸縮性を向上させています。
洗濯機で洗うときは裏返す

洗濯機で洗うときは裏返して洗いましょう。
その他の注意点は以下の通りです。
- 洗濯機で洗うときは裏返す
- 液温は40℃まで
- 弱水流モードで洗う
- 乾燥機にかける際は低温モードで
- 漂白剤、ドライクリーニングは禁止
ダーンタフ1953マウンテニアリングのレビュー
ダーンタフ#1953マウンテニアリングのレビューを紹介します。
レビューの一覧
実際に履いた様子


僕は、普段28.0cmの靴を履いていますが、#1953マウンテニアリングはLサイズを選びました。
サイズ感はちょうど良いです。
実際に足のサイズを測ってみましたが、27.6cmでした。
これから買う人は参考にして下さい。
靴を履いたとき最初は窮屈、慣れればしっくり来て歩きやすい

初めて履いたときは締め付けが強く少し窮屈だと感じましたが、初回の登山で歩いているうちに慣れました。
今では、他の靴下にはないしっかりしたフィット感でとても歩きやすく感じています。
締め付けが強い靴下が苦手な方はひとつ大きいサイズを選んでもいいかもしれません。
靴擦れ防止や下り坂でのつま先問題の防止にもなる

僕は歩行中にくるぶし周辺が痛くなることがあったのですが、#1953マウンテニアリングを履いてからはその痛みは出ていません。
厚くてクッション性の高い生地なので、衝撃が吸収されて足への負担も軽減されているのかなと思っています。
また、下り坂を歩く際、靴の中で足が前方に滑って、つま先に負担がかかって痛みが出るということがあったのですが、こちらの症状も今のところ出ていません。
#1953マウンテニアリングの高いクッション性ゆえに、外からの衝撃をしっかり吸収してくれています。
他の靴下よりはだいぶ温かいが、冬山では冬靴とセットで使いたい

#1953マウンテニアリングを履いていても、冬山では冬用登山靴を履かないとつま先から寒くなってきます。
ダーンタフで最も保温性が高いとはいえ、極寒の冬山ではさすがに耐えられません。
2,000m級の日帰り登山であれば、冬靴を履かなくても十分登れますが、稜線で冷たい風に晒されたり、深雪の中を長時間歩いたりするとやはり足が寒くなることがあります。
冬山に登るときは、#1953マウンテニアリングに冬靴を履いて万全の装備で臨みましょう。
夏に使うのはおすすめしない

分厚すぎてさすがに夏山登山で履くのはおすすめしません。
手で触っただけでも夏向きではない感じがします。
ダーンタフで夏におすすめの靴下は「#1972ライトハイカー」。
通気性と防臭性が高く、長時間の夏山登山でも不快感を軽減してくれます。
また、足蒸れ防止にはファイントラック・ドライレイヤーインナーソックスもおすすめです。
足の蒸れ防止のために一緒に揃えたい(ファイントラック・ドライレイヤーインナーソックス)

ファイントラック・ドライレイヤーインナーソックスは、登山用の靴下とレイヤリングするインナーソックスです。
汗を素早く肌から遠ざけることで常にドライを保ち、ムレによる汗冷えや靴擦れを防ぎます。
吸汗性の高いメリノウール靴下とレイヤリングするとより効果的なので、#1953マウンテニアリングと相性抜群のアイテムです。
僕はもともと汗かきで、足汗による濡れが気になってましたが、ドライインナーソックスを履いてからは濡れ感がなくなりました。
生地が薄いので、登山用靴下とレイヤリングしても窮屈感は感じません。
ダーンタフの靴下はすべて生涯保証!穴が開いても交換してくれる

ダーンタフの靴下はすべて生涯保証がついており、通常の使用で穴があいた場合は無償交換してくれます。
登山での使用は当然「通常の使用」に含まれますので、穴があいたら交換可能です。
消耗品である靴下は使っていれば当然穴があくので、無償交換してくれるのは驚きですが、それだけ靴下づくりに自信がある証拠だと思います。
生涯保証の詳細については、ダーンタフ公式HPを参考にしてください。
まとめ ダーンタフ1953マウンテニアリングはこんな人におすすめ!

ダーンタフ#1953マウンテニアリングは、冬山登山をする人にはぜひ使ってほしい靴下です。
高い保温性とクッション性を備え、長時間の行動でも快適さをキープ。
耐久性にも優れ、穴が空いても生涯保証があるため、長く愛用できます。
厳しい条件下でも足元をしっかり守ってくれる、信頼性の高い一足です。
寒い時期の登山で履ける靴下を探している人はぜひ試してみてください。