2023年の締めくくりに甲武信ヶ岳に登ってきました
この山は僕の地元新潟県を流れる信濃川の源流地点がある場所
そこにも行ってみたいとも思い甲武信ヶ岳をチョイス
前日に新潟を出発して上信越道の東部湯の丸SAで車中泊
夜はマイナスの気温で寒かったです
東部湯の丸SAから登山口の毛木平(もうきだいら)までは約1時間半かかりますが、おかげで着いた頃には体はポカポカ、iPhoneもフル充電でした
冬山登山の前泊で車中泊するときは登山口から少し距離を取った場所が良さそうですね
最高のスタートからの山頂はすごい冷たい強い風が吹いていましたが、富士山も見れたし良い形で1年を締めくくれました^_^
甲武信ヶ岳のYAMAP登山データと全体的な感想
甲武信ヶ岳 毛木平から周回 / つのださんの甲武信ヶ岳・武信白岩山・三宝山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
今回の登山は毛木平からスタート、周回で歩いてきました
毛木平をスタートするとすぐに分岐があり、登りは右折して信濃川源流経由で
下りは甲武信小屋、十文字小屋経由で戻ってきました
登りは信濃川源流までは緩めの坂道で危険な場所もありません
源流通過後、稜線に出るところが少し急な坂でした
下りは十文字小屋まではピークをいくつも超えるためアップダウンが多く急な場所もちらほら
登りで使うとよりキツそうな印象でした
また急な岩場などやや危険な場所もあったので注意が必要です
甲武信ヶ岳の登山日記
甲武信ヶ岳の駐車場について(登山口、トイレ、スマホ電波)
毛木平の駐車場はこんな感じ
登山シーズンの週末は満車になるっぽいですね
駐車場に至る道は最後の部分だけ未舗装です
スマホ電波はワイモバイルですが電波あり
トイレは封鎖されていました
毛木平から信濃川源流経由の山頂まで
ということで朝6時前に毛木平をスタート
気温はマイナス7度でしたが風がなかったのでそこまで寒く感じませんでした
歩き始めるとすぐに分岐があります
ピストンする場合は右の源流経由の方が早いです
僕は登りは右から行って、左から帰ってきます
一気に飛ばして信濃川源流手前にあるナメ滝です
滝は完全にフリーズしてます
ちなみに甲武信ヶ岳の登山道は大部分が林の中です
源流までもう少し
源流に到着
この川の河口近くから来ました笑
ここらへんが源流?
ここを塞いだら信濃川枯れる?笑
源流地点から少し登ると稜線に出ます
稜線に出るとしっかり風が強くなり寒くなってきました
富士山!
いつどこから見ても富士山は綺麗ですなー
あれが山頂です
稜線に出てからも山頂に至る道は林の中
甲武信ヶ岳の山頂に到着です
これで百名山62座目獲得
2023年で19座登ったので、このペースだと2025年中には100座行けそうかな
山頂から甲武信小屋、十文字小屋を経て毛木平へ
頂上からも富士山見えますが、少し場所をずらした方がもっと綺麗に見えるかも
おそらく金峰山、瑞牆山
その後ろに見える白い山は中央アルプスかな?
左奥に見える山は南アルプスだと思います
八ヶ岳
ずっと右奥の真っ白な山は北アルプス
山頂をあとにして甲武信小屋方面へ少し歩いたところから見た富士山
甲武信小屋
冬で営業してません
トイレも使えません
十文字小屋の方へ歩いていきます
途中にある三宝山というピーク
十文字小屋まではアップダウンが多くて下山でも結構疲れます
三宝山を通過したあたりから凍結箇所多くなってきました
下りだと危ないのでアイゼン装着
今回使用するのはモンベルの6本爪アイゼン・スノースパイク6です
軽アイゼンはラチェットベルト式でもっと簡単に脱着できる便利なものもあります
便利な半面ラチェットベルトは劣化が早いため耐久性重視で僕はこっちを使ってます
アイゼン装着後10分も経たずに凍結箇所がなくなり外しました
アイゼンの脱着は面倒ですが安全第一ですね
こんな感じのちょっと危険な岩場もあります
バランス崩すと右側は落ちちゃいます
岩場からは眺めは最高
見えるのは秩父の山々
左端の山はおそらく百名山の両神山です
その奥には深谷あたりの街が見えます
アップダウンの中にある登り部分
短いですが急登です
たまーに展望が良い場所が現れます
中央の奥に見えるのは八ヶ岳
さっきまでいた甲武信ヶ岳の山頂
十文字小屋を通るルートには鎖場もあったりします
これが十文字小屋
木々に囲まれた立地で、建物自体もとても木のぬくもりを感じる山小屋です
ここでマイナス5度です
十文字小屋の標高が1,972m、甲武信ヶ岳山頂が2,475m
標高差は約500mで山頂は冷たい風が吹いていたので体感はマイナス15度くらいだったのかな
きのこうどんはよく聞きますが、おしるこおでんは初耳です笑
この地域の定番なんでしょうか?
十文字小屋は山小屋関係者もいて食事もできるようでした
僕は何もせず通過します
最初の分岐まで戻ってきました
駐車場には3台ほど車がありましたが、他の登山者には誰にも会いませんでした
今回の登山での行動食
今回の行動食です
アルフォートを3個、カロリーメイト2本、ソイジョイ1本、なぞのパン1個
チョコレートは冷えてる方が好きなので冬の登山で食べるとおいしいですよね
カロリーメイトは行動食の鉄板
でもどっちかというとソイジョイの方がしっとりしていて好きです
カロリーメイトとソイジョイは災害備蓄としても自宅に保管しています
左下のカスタードあんというパンは僕の地元のパン屋のものです笑
下山後の温泉
長野県南牧村にある和泉館という温泉旅館です
歴史を感じるまさに昭和という感じの旅館ですが、僕はこういう雰囲気大好きです
今回の登山で使用したアイテム
ミレー ドライナミックメッシュ
ドライレイヤーの定番 ミレー ドライナミックメッシュです
ドライナミックメッシュと言ったら汗を乾かすイメージ
汗と言ったら夏!という感じですが、冬こそ活躍のとき
気温が低いときでも冬山登山は来てる服が多いので汗をかくことも多いです
風のあたらない場所などでは一時的に暑くなりますが、その際の汗を放置すると汗冷えに繋がることも
その対策としてやはりミレードライナミックメッシュ!
おすすめです
ブラックダイヤモンド ミッドウェイトソフトシェル
ブラックダイヤモンドの中厚グローブ ミッドウェイトソフトシェルです
今回の山は本格的な雪山ではないのでそこまでごっついグローブは不要
でも気温はとても低いので薄手のグローブだと寒い
ということで今回の登山はこのグローブが大活躍してくれました
一番寒かったのはやはり山頂でしたが、このグローブのおかげで指先はまったく寒くなかったです
一瞬外してみたら30秒くらいで麻痺ってきました笑
結局のところ中厚グローブが一番活躍の場面が多いですよね
ブラックダイヤモンドは僕のイチオシブランドです
甲武信ヶ岳登山まとめ
甲武信ヶ岳は9割以上が林道歩きです
展望はあまり望めませんが、新緑の春や紅葉の秋に来るとまた違う雰囲気を楽しめそうです
全体的にそこまでキツくないし、危険な場所もない、距離も特別長いわけではないのでテン泊デビューとかにはいいかもしれませんね
僕は次に甲武信ヶ岳に来るときは金峰山〜甲武信ヶ岳〜雲取山の稜線をテン泊で歩きたいなと思ってます