みなさん、おつかれヤマです。マッシュです。
この記事では、エバニューのチタンクッカーとアルミフライパンを紹介します。
山頂で初めて食べたご飯の味が忘れられず、登山にのめり込んだ方も少なくないでしょう。
そのご飯を作るための必需品がクッカーと呼ばれるアウトドア用の小型鍋。
このクッカーを初めて買うときに感じるのが「種類多すぎ」ですよね。笑
素材、形状、大きさ・・・。
いろんなことを想定すると、どの要素も捨てきれません。
僕自身、今までさまざまなクッカーを試してきました。
そして、最終的に行き着いたのがエバニューのチタンクッカー。
目にした瞬間「これだ!」と感じました。
驚くほど軽量で耐久性に優れ、長年愛用できるこのクッカーは、登山者にとって理想的な選択肢。
エバニューでは、とても多くのチタンクッカーがラインナップされており、それぞれの登山スタイルに最適なものを選ぶことができます。
今回は、登山におすすめしたいエバニューのチタンクッカー&アルミフライパンを紹介しつつ、その特徴と選び方を解説します。
- エバニューとはどんな会社?
- 登山用にエバニューのチタンクッカーをおすすめする理由
- チタンクッカーのメリット・デメリット
- エバニュークッカーの選び方
- エバニューのおすすめチタンクッカー7選
- エバニューのおすすめアルミフライパン4選
- 登山におすすめのバーナー
- エバニューのおすすめチタンクッカーまとめ
エバニューとはどんな会社?
そもそもエバニューという会社を知らない方も多いと思いますので、商品を紹介する前に簡単に説明します。
- 1923年、東京で創業したアウトドア用品メーカー
- 主な製品は、登山やキャンプ用の調理器具
- 軽い、丈夫、錆びにくいチタン製品に強み
- シンプルで使いやすく、持ち運びやすさを重視
- 他にも、マットやトレッキングポール、アイゼンなどを販売
登山用品以外にも作っているものは多くありますが、登山を趣味している我々にとってはやはりクッカーが最も馴染みがあると思います。
次の章では、なぜ僕がエバニューのクッカーを推すのか説明します。
登山用にエバニューのチタンクッカーをおすすめする理由
僕がエバニューのチタンクッカーを推す理由は、ラインナップの多さと美しすぎるスタッキングです。
ラインナップが豊富
山ご飯スタイルは人によってさまざま。
お湯を沸かすだけの人、パスタを作りたい人、コーヒーを淹れたい人・・・。
また、ソロなのか、2人なのか、3人以上いるのか・・・。
エバニューなら、それぞれのニーズをがっちり掴んだクッカーが必ず見つかります。
美しいスタッキング
スタッキングとはクッカーを重ねて収納すること。
登山においては、いかにコンパクトに収納するかが重要です。
エバニューは全クッカーの寸法が詳しく掲載されている「採寸一覧表」を公表しており、自分だけのクッカーセットを作ることができます。
チタンクッカーのメリット・デメリット
チタンと聞いて最初に出てくる特徴は軽さですが、チタンクッカーのメリット・デメリットについて解説します。
【メリット①】軽い
軽いと思われてるチタンですが、実はアルミの方が軽いんです。
同じ体積ならアルミはチタンの60%の重さしかありません。
では、なぜ軽い金属=チタンというイメージが強いのか?
それは次に解説する、頑丈さが理由です。
【メリット②】頑丈
チタンは航空機などの部品として使われるほど非常に頑丈な金属。
傷や衝撃に強く、長い期間の使用可能です。
また、高温にも強いため直火での調理ができます(ただし、空焚きは厳禁)。
頑丈ゆえに、チタンはより少ない量で、より丈夫なクッカーを作ることが可能。
その結果、アルミよりも軽いクッカーを作れるというわけです。
【メリット③】錆びにくい
金属といったら錆びるものですが、チタンは非常に錆びにくい金属であるため、長年にわたって使い続けることができます。
ただし、底が錆びたガスカートリッジと一緒に保管すると、錆びが移り、チタンクッカーとはいえ簡単に錆びてしまうので注意しましょう。
【メリット④】金属の臭いがしない
チタンは金属特有の臭いや味がしないため、料理の風味を損ないません。
僕自身もステンレス素材の食器は苦手なのですが、チタンなら特に気になりません。
【デメリット①】熱が伝わりにくい
チタンは熱に強い反面、クッカー全体に熱が均等に伝わりにくいため、温度にムラができやすいです。
熱が伝わりにくいからといって強い火力で調理すると、中心部分が焦げやすくなるため、適度に火力調整して調理しましょう。
【デメリット②】値段が高い
チタンクッカーはアルミやステンレス製品と比べると高価。
その理由は、チタンが希少金属であることと、加工にコストがかかるためです。
マグカップでも3,000円くらいするので、アウトドアに興味ない人からしたら普通に高級品ですよね。
エバニュークッカーの選び方
エバニューは非常に多くのクッカーがラインナップされているため、購入する際に迷うかもしれません。
しかし、以下のポイントを押さえれば、自ずと必要なクッカーが浮かんできます。
クッカーの容量(ソロ or グループ)
必要な容量を考える際のポイントは何人分のご飯を作るのかということです。
ざっくりな基準ですが、1人あたり500mlを目安にすると容量としては十分。
必要な湯量の例を挙げると、アルファ米160ml、カップラーメン320ml、みそ汁160ml。
アルファ米とカップラーメンの必要なお湯の量を合計しても480mlなので、500mlのポットがあれば十分です。
3分待ってる間に再度お湯を沸かして、160mlのお湯を沸かせばみそ汁も完成。
食後にコーヒー(300ml程度)を飲みたい場合は、もう一度沸かせば事足ります。
これが5人分の食事をを作ろうと思うと、アルファ米だけでも800ml (160ml×5人) のお湯が必要になります。
クッカーの形状(鍋 or フライパン)
次にクッカーの形状です。
形状は大きく分けて、鍋型かフライパン型かです。
「お湯を沸かす・温める・煮る」だけの場合は鍋で十分。
「炒める・焼く」をする場合、フライパンが便利です(ポットでもできるが焦げやすい)。
フラインパンのデメリットは、収納サイズと重量が増えること。
ハードな登山のときは鍋だけを選んで、そこまでハードじゃない場合はフライパンも持っていく、みたいな考え方でもいいかもしれません。
ハンドルは必要か
クッカーには折りたためるハンドルが付いていますが、エバニューのクッカーにはハンドルがないタイプもあります。
ハンドルのメリットは、熱い状態でも掴みやすいことですが、その反面、デメリットはピッタリ重ねられないこと。
ただ、エバニューには別売りで難燃素材シリコンリングがあります。
このシリコンリングを使用することで、クッカーが熱い状態でも直接掴むことができるし、ハンドルがないことで軽量化されています。
フタは必要か
鍋型のクッカーは、さらにポット型とカップ型に分けられます。
ポット型はフタ付きでお湯を注ぎやすい形状になっています。
カップ型はフタ無しで、お湯の注ぎ口はありません。
参考ですが、僕自身が使っているのは、ポット型(フタ付き)の「MP500 Flat」と、カップ型(フタ無し)の「Ti 400FD Cup」です。
フタがあると早くお湯を沸かせますが、収納時は邪魔になるので、ポット型(フタ付き)は1つで十分だと感じています。
スタッキングを考える(採寸一覧表を参考)
前述しましたが、エバニューには全クッカーの寸法が詳しく掲載された「採寸一覧表」があります。
2つ以上のクッカーを持って行く場合、無駄なくピッタリ重ねたいもの。
この採寸一覧表を活用して、美しいスタッキングを実現しましょう。
エバニューのおすすめチタンクッカー7選
形状別におすすめのエバニューチタンクッカーを紹介します。
エバニューにはいろんなクッカーがあるので、見ているだけで楽しいもの。
種類は多いですが、選び方のポイント押さえてお気に入りを見つけましょう。
どのクッカーにも目盛りが付いているので、水が貴重な山において必要な分だけお湯を沸かすことができます。
【チタンクッカー一覧表】
今回紹介するエバニューチタンクッカーの一覧表を作成したのでご参照ください。
クリックすると各クッカーの詳細までスキップできます。
No | 画像 | 名称 | 容量 | 重量 | ガス缶の収納可否 |
---|---|---|---|---|---|
① | Ti U.L. Deep pot 640 | 640ml | 95g | 110サイズ | |
② | Ti U.L. Deep pot 900 | 900ml | 125g | 250サイズ | |
③ | Ti Pasta pot 750 Ti Pasta pot 1000 | 750ml 1,000ml | 95g 116g | 110サイズ 250サイズ | |
④ | MP500 Flat Ti Mug pot 500 Ti Mug pot 900 | 550ml 550ml 950ml | 79g 75g 99g | 110サイズ 110サイズ 250サイズ | |
⑤ | Ti U.L. Pot 600 Ti U.L. Pot 900 Ti U.L. Pot 1300 Ti Pot 1900 / T0.4 | 600ml 900ml 1,300ml 1,900ml | 95g 115g 130g 202g | 収納不可 110サイズ 110サイズ 250サイズ | |
⑥ | Ti 400FD Cup Ti 570FD Cup | 400ml 570ml | 50g 55g | 110サイズ 110サイズ | |
⑦ | Ti Demitasse 220 NH Ti 250 cup NH Ti 400 NH | 容量220ml 容量250ml 容量400ml | 重量30g 重量24g 重量34g | 収納不可 収納不可 収納不可 |
① Ti U.L. Deep pot 640(長い麺を茹でるのに最適)
持っていける食材に制限がかかる登山において、乾麺は傷みにくいため非常に登山と相性がいい食材です。
「Ti U.L. Deep pot 640」は深型で乾麺を茹でやすく、他の食材も一緒に入れて調理できる、まさに麺好きにおすすめなクッカーです。
名称 | 容量 | 重量 | 収納可能なガスカートリッジ |
Ti U.L. Deep pot 640 | 640ml | 95g | 110サイズ |
② Ti U.L. Deep pot 900(麺を茹でる+フタをフライパンや小皿に使える)
「Ti U.L. Deep pot 900」は麺だけでは物足りない方におすすめ。
鍋本体に麺を入れつつ、フタをフライパンとして使えるので、軽くソーセージを焼いたりできます。
また、このフタは小分けの皿としても使えるため1人2役の便利アイテムです。
名称 | 容量 | 重量 | 収納可能なガスカートリッジ |
Ti U.L. Deep pot 900 | 900ml | 125g | 250サイズ |
③ Ti Pasta pot(パスタの湯切りができるポット)
「Ti Pasta pot」は、湯切りができるクッカーです。
少々サイズが大きいのが気になりますが、特にパスタ好きにはそんなこと関係ないでしょう!
ラインナップは750mlと1000mlの2種類です。
名称 | 容量 | 重量 | 収納可能なガスカートリッジ |
Ti Pasta pot 750 | 750ml | 95g | 110サイズ |
Ti Pasta pot 1000 | 1,000ml | 116g | 250サイズ |
④ MP500 Flat、Ti Mug pot 500(注ぎ口がありドリップもできるポット)
「MP500 Flat」と「Ti Mug pot 500」は単にお湯は沸かすだけでなく、注ぎ口があるため、お湯を注ぐ量の微調整が可能なクッカーです。
コーヒードリップなどちょろちょろ注ぎたいときに便利。
僕も「MP500 Flat」を使っていますが、容量550mlはソロで使う分には問題なく感じています。
「MP500 Flat」と「Ti Mug pot 500」は外観がとても似ていますが、違いは底が平らになっているかどうかだけ。
「Ti Mug pot」のみ容量別に2種類ラインナップがあります。
名称 | 容量 | 重量 | 収納可能なガスカートリッジ |
MP500 Flat | 550ml | 79g | 110サイズ |
Ti Mug pot 500 | 550ml | 75g | 110サイズ |
Ti Mug pot 900 | 950ml | 99g | 250サイズ |
⑤ Ti U.L. Pot(開口部が広く、熱を効率よく伝える鍋)
「Ti U.L. Pot」の売りは、開口部が広いこと。
食材をクッカー内で混ぜやすく、熱ムラを防いだり、均一に味付けすることに適したクッカーです。
また、平らで広い形状ゆえにクッカー内で食材を保管することもでき、食材の形を崩さずに安全に搬送することが可能。
ラインナップは容量別に以下の4種類。
「Ti U.L. Pot 1300」と「Ti Pot 1900 / T0.4」はサイズが大きいので、グループ登山向き。
フタが付いているため、スタッキングの際には工夫が必要です。
名称 | 容量 | 重量 | 収納可能なガスカートリッジ |
Ti U.L. Pot 600 | 600ml | 95g | 高さ足りず収納できない |
Ti U.L. Pot 900 | 900ml | 115g | 110サイズ |
Ti U.L. Pot 1300 | 1,300ml | 130g | 110サイズ |
Ti Pot 1900 / T0.4 | 1,900ml | 202g | 250サイズ |
⑥ Ti 400FD Cup(ULのためのフタ無し万能クッカー)
「Ti 400FD Cup」はハンドル付きクッカーで最小クラス、重さはわずか50g(実測で56gでした)。
とにかく荷物を少なくしたいというULハイカーにおすすめのクッカーです。
フタはありませんが、「湯沸かし」「煮詰める」だけではなく、食後のコーヒーまで、すべてこれ1つで完結できます。
僕は、前述の「MP500 Flat」と合わせて、この「Ti 400FD Cup」を使っています。
ピッタリとはいきませんが、「MP500 Flat」は「Ti 400FD Cup」の中に綺麗にはまります。
ラインナップは400mlと570mlの2種類です。
名称 | 容量 | 重量 | 収納可能なガスカートリッジ |
Ti 400FD Cup | 400ml | 50g | 110サイズ |
Ti 570FD Cup | 570ml | 55g | 110サイズ |
⑦ ハンドルレスクッカーのNHシリーズ(別売りハンドルもあり)
ハンドルが無いことのメリットは「軽量化」と「隙間のないスタッキング」です。
エバニューでラインナップされているハンドルレスのクッカーは主に3種類。
- Ti Demitasse 220 NH
- Ti 250 cup NH
- Ti 400 NH(「Ti 400FD Cup」のハンドルをとったもの)
この3つのクッカーを重ねると分かりますが、気持ちいいくらい隙間なくスタッキングできます。
「Ti 250 cup NH」は前述の「MP500 Flat」の内側にもピッタリ収納可能。
名称 | 容量 | 重量 | 収納可能なガスカートリッジ |
Ti Demitasse 220 NH | 容量220ml | 重量30g | 収納できない |
Ti 250 cup NH | 容量250ml | 重量24g | 収納できない |
Ti 400 NH | 容量400ml | 重量34g | 収納できない |
ハンドルレスのクッカーはスタッキングに便利ですが、調理中は熱くて掴めません。
そんなときに役に立つのが、「NABETSUCAM」と「Flame proof Sil. RING」。
「NABETSUCAM」はその名の通り、鍋を掴むための外付けハンドル。
「Ti Demitasse 220NH」の中に収納できます。
「Flame proof Sil. RING」は難燃性シリコンリングで、調理中でも熱くなりません。
クッカーを直接手で掴むことでより直感的な操作が可能となります。
専用クッカーケースも一緒に揃えよう!
エバニューにはそれぞれのクッカー専用の純正ケースがあります。
伸縮性のある専用クッカーケースなので綺麗に収納でき、保温力もあるので、アルファ米をお湯で戻す際の時間短縮もできます。
散乱して迷子になりがちなカトラリー類もクッカーと一緒に収納すればスッキリします。
NP クッカーケース 400FD
「Ti 400FD Cup」「Ti 400 NH」に使用可能な伸縮性のあるケース。
NP クッカーケース 500
「Ti Mug pot 500」に使用可能な伸縮性のあるケース。
NP クッカーケース 570
「Ti 570FD Cup」に使用可能な伸縮性のあるケース。
NP クッカーケース #1
「Ti U.L. Pot 600」に使用可能な伸縮性のあるケース。
NP クッカーケース #2
「Ti U.L. Pot 900」に使用可能な伸縮性のあるケース。
NP クッカーケース #3
「Ti U.L. Pot 1300」に使用可能な伸縮性のあるケース。
NP クッカーケース 深型
「Ti U.L. Deep Pot 900」に使用可能な伸縮性のあるケース。
エバニューのおすすめアルミフライパン4選
ここではエバニューのフライパンを紹介します。
フライパンの素材は熱伝導率と軽さを両立するアルミニウムを使用。
軽量で使いやすいフライパンが、自然の中での食事をさらに特別にしてくれます。
おすすめラインナップは以下の4種類です。
- HD. ALU Pan(14cm、16cm、18cm、20cm)
- U.L. Alu Pan(14cm、16cm、18cm、20cm)
- アルミフライパン マーブル(16cm、18cm)
- アルミフライパン ラウンド(18cm、20cm)
アルミフライパン一覧表
今回紹介するエバニューアルミフライパンの一覧表を作成したのでご参照ください。
クリックすると各クッカーの詳細までスキップできます。
No | 画像 | 名称 | 直径 | 深さ | 重量 |
---|---|---|---|---|---|
① | HD. ALU Pan | 14cm 16cm 18cm 20cm | 4cm 4.5cm 4.5cm 5cm | 本体163g+ハンドル37g 本体207g+ハンドル37g 本体257g+ハンドル37g 本体328g+ハンドル37g | |
② | U.L. Alu Pan | 14cm 16cm 18cm 20cm | 5cm | 117g 134g 150g 172g | |
③ | アルミフライパン マーブル | 16cm 18cm | 4cm 4.5cm | 210g 255g | |
④ | アルミフライパン ラウンド | 18cm 20cm | 6cm | 275g 310g |
① HD. ALU Pan
あえてコーティングをせずに、汚れが付いても構わず使い続けられるのがこの「HD. ALU Pan」。
フライパンは本体よりもコーティングが先に寿命が来て使えなくなってしまうもの。
そのコーティングをしないことで、穴が開くまでフライパンとしての使命を全うできます。
ハンドルは取り外し可能なので焚き火でも使用可能。
直径ごとに14cm、16cm、18cm、20cmの4種類のラインナップがあるので、ソロからグループまでさまざまなシチュエーションで使えます。
② U.L. Alu Pan
「U.L. Alu Pan」の特徴はその軽さ(直径14cmで117g)。
特殊な加工で非常に薄く仕上げてあるため、チタン並みの軽量化を実現。
表面コーティングがされているため、耐久性アップと焦げつき防止機能を備えています。
薄いアルミ材のため熱伝導率は高いですが、フライパンへのダメージがあるため空焚きは厳禁。
「HD. ALU Pan」と同様に直径別に4種類のラインナップがあります(14cm、16cm、18cm、20cm)。
③ アルミフライパンマーブル
「アルミフライパンマーブル」エバニューで最も歴史がある定番フライパン。
調理面は焦げ付き防止と耐久性を向上させるのマーブル加工が施されています。
火が当たる底面を渦巻き状に加工することで、熱伝導の効果アップさせ、ゴトクでの滑りを防止しています。
ラインナップは2種類(16cm、18cm)。
「U.L. Alu Pan」と比べると、重量とサイズがあるため嵩張りますが、調理のしやすさ抜群のフライパンです。
④ アルミフライパンラウンド
表面のマーブル加工と底面の渦巻き加工はそのままに、底をラウンドさせて食材を混ぜやすくしたのが「アルミフライパンラウンド」です。
ラインナップが18cm、20cmの2種類なので、どちらかというと2人以上用のフライパン。
僕も18cmのフライパンを持っているため、たまに仲間と登るときは肉を焼いて食べています。
他のフライパンと比べて重い(275g)のがネックですが、山の上でたっぷり食べたい方にとってはむしろジャストサイズ。
ワンポンドステーキを焼くならこのフライパンは必携です。
登山におすすめのバーナー
SOTO マイクロレギュレーターストーブウインドマスター
調理をするときに欠かせないバーナー。
僕が使っているバーナーはSOTOマイクロレギュレーターウインドマスター。
ウインドマスターの特徴は風にも寒さにも強いこと。
その強さの秘訣は、独自技術のバーナーヘッドとマイクロレギュレーターにあります。
バーナーヘッドはすり鉢状になっており、風防なしでも炎が流されにくく火力を維持。
また、マイクロレギュレーター機能によりマイナス20度という極寒の環境でも火力を安定させることができます。
ウインドマスターについては、レビュー記事も書いているので参考にしてください。
SOTOブランドを運営する新富士バーナーは、「炎の技術」を認められ、2024年パリオリンピックの聖火トーチに採用された実績があります。
エバニューのおすすめチタンクッカーまとめ
エバニューのチタンクッカーいかがだったでしょうか。
僕は、以前SOTOアルミクッカーセットMを使用していました。
このクッカーも登山に適したものなので、使い勝手は良いですが、大きくてかさばります。
そこで、「MP500 Flat」と「Ti 400FD Cup」に買い替えて、以前の半分ほどにダウンサイジングできました。
重量は230gから134gへ。
ガスカートリッジもSOTOパワーガス250(385g)からSOTOパワーガス105(192g)に小型化。
トータルで289gの軽量化に成功しました。
さまざまなクッカーがあって見ているだけでも楽しいエバニューのチタンクッカー。
もちろん性能も文句なしで、軽さ・耐久性・使いやすさを兼ね備えています。
特に軽量化を目指す登山者にはピッタリなアイテムで、長く愛用できる質の高さが魅力。
登山の楽しみをより一層引き立てる、信頼できるアイテムです。
この記事がクッカー選びに迷っている方の参考になれば嬉しいです。