この記事では登山用バックパックのマムートリチウム20を紹介します
リチウム20は登山用としては小さめですが、必要最低限な機能はしっかり備えた軽量コンパクトなバックパック
僕は主に春から秋の日帰り登山で使っていますが、使ってみて感じたポイントを紹介していきますので参考にしてください
また、リチウム20はレディースモデルも販売されています
サイズも少し違いますので女性の方にもおすすめのバックパックです
マムート リチウム20のスペックと外観
スペック
サイズ | 幅31.0cm 高さ51.0cm マチ10.5cm |
容量 | 20L |
重量 | 740g |
背面長 | 46cm |
素材 | Main Fabric (B2B): 100D Nylon Robic recycled Base Fabric (B2B): 210D Nylon Dragon recycled メイン布地: 100% polyamide 素材ベース: 100% polyamide Sustainability ・リサイクル ・PFCフリー耐久撥水(DWR)加工 ・Fair Wear ・bluesign(R) PRODUCT |
特徴 | • 取り外し可能な一体型レインカバー • ポールキャリア • ヒップベルトに折り畳み式携帯電話用ポケット • 取り外し可能なパッド入りヒップベルト • キー ホルダー付きジッパーポケット • 大きなジッパー付きのフロントポケット • ハイドレーション システム対応 • メッシュ サイド ポケット2つ • ヒップベルトにあるジッパー付きポケット • ジッパー付きメインコンパートメント • 前に引くタイプのヒップベルト調節 • 超軽量で通気性に非常に優れたEVAパッド • 3-D EVAフォームとエアチャンネルにより背中の通気性を確保 • サイド コンプレッション ストラップ |
外観
ジッパー付きのポケットは2つ
上部とフロント部分にジッパー付きのポケットがあります
上部のポケットはキーホルダー付き
小物入れとしては十分な大きさです
ヘッドライト、応急手当キット、財布、車の鍵、グローブなどを入れています
メインコンパートメント
メインコンパートメント内部はポケットが1つ
そしてハイドレーションホルダーも付いています
20Lのバックパックにはハイドレーションホルダーがないことも多いのでこれは嬉しい装備です
ちなみにハイドレーションのチューブ穴は右側だけです
両サイドのメッシュポケット
ボトルを入れられるようなメッシュポケットが両サイドにあります
ポールキャリア
ポールキャリアは1箇所だけで2本をまとめて固定するタイプ
レインカバー
レインカバーは標準装備
底部を見ると傘マークがあり、その近くのジッパーを開けると入っています
ショルダーハーネス
通気性の良いメッシュ素材
ループが左右それぞれに2本ずつ付いており、ハイドレーションのチューブを通したり、ボトルホルダーを取り付けたりできます
ヒップベルト
前に引いて締めるタイプのヒップベルト
また、取り外し可能です
ヒップベルトには左右両方にポケットが付いています
右側はジッパーなし、マチなしのポケット
左側はジッパー付きでスマホ収納スペースがあります
チェストベルト
チェストベルトには熊鈴をかけられるループあり
バックルにはホイッスル付き
ショルダーハーネスとの固定部分は取り外して高さ調整可能です
背面パネル
3-D EVAフォームとエアチャンネルにより背中の通気性を確保し、長時間の使用でも熱や蒸れ、汗を効果的に放出します
グレゴリーにも同じようなEVAフォームありますよね
マムート リチウム20を選んだ理由
僕が日帰り登山で主に使っていたバックパックはカリマーリッジ30でした
僕はテン泊登山以外では調理器具は持っていかないので、リッジ30を日帰り登山で使うと荷物が少なくスカスカになっていました
そこで20Lくらいのバックパックを探しに事前リサーチなしでICI石井スポーツに行ったところリチウム20に出会いました
リチウム20を購入した決め手は雨蓋がないこと、ヒップベルトがポケット付きであること、ハイドレーションホルダーがあること、でした
20Lクラスのバックパックだとヒップベルトにポケットがなかったり、メインコンパートメントにハイドレーションホルダーがなかったりするので、その点リチウム20は気が利いてます
という感じでリチウム20を手に入れました
なお、リッジ30は寒い時期の日帰り登山や山小屋泊で使用中
リッジ30は間違いなく高性能なので、これはこれでしっかり使っています
リッジ30のレビュー記事も書いているので宜しければ参考にみてください
マムート リチウム20のレビュー
日帰り登山の荷物を入れるとちょうどいい
春〜秋の日帰り登山の際の荷物を入れると本当にちょうどいいんです
雨具上下、防風シェル、グローブ、行動食、ヘッドライトなどなど
日帰り登山の装備を入れると大体ちょうどよく収まります
僕は日帰りでは調理しませんが、クッカーや食材を入れる場合にはもう少し大きめのバックパックがいいかもしれません
それこそカリマーリッジ30がちょうどいいと思います
背面長46cmは小さそうだけど、身長181cmの僕でも問題なく使えてます
リチウム20は背面長が46cmとあまり大きくありません
となると身長が大きい人には小さすぎると思うかもですが、身長181cmの僕が担いでも小さいという感じはまったくしません
むしろ体にフィットして担ぎやすいです
なので小さいことに関してはあまり気にしなくていいかなと思いました
雨蓋がなくてメインコンパートメントにアクセスしやすい
雨蓋がないとその分収納スペースも減りますが、日帰り登山での荷物の量を考えれば不要かなと思います
むしろ雨蓋がないことでメインコンパートメントにすばやくアクセスできるし、巾着紐やバックルを締める作業が減って助かってます
収納力を考えた時に日帰り登山(積雪期以外)で使うバックパックに雨蓋は必要ないと僕は思います
ヒップベルトのポケットはとても便利
前述しましたが、リチウム20を購入する際の決め手のひとつはポケット付きヒップベルトの存在でした
というのも僕はヒップベルトのポケットに行動食を詰めて、バックパックを下ろさずに食べることが多いからです
行動食を食べる程度の休憩でバックパックを下ろしたくないんです
そもそも20L程度のバックパックには大体ヒップベルトにポケットが付いていません
そんな中、リチウム20のヒップベルトは超便利!!
右側のポケットはマチなし、ジッパーなしで収納できる量は少ないですが、その分すぐに取り出せます
上の画像ではソイジョイ2本入ってます
左側のポケットはジッパーとスマホホルダーが付いてます
上の画像ではカロリーメイトが2袋(4本)入ってますが、その奥の袋にスマホを入れることが可能
とにかくこのヒップベルトは便利です
ヒップベルトは取り外せばタウンユースも可能
リチウム20のヒップベルトは取り外し可能です
バックパックって日常生活でもあると便利
でもタウンユースだとヒップベルトは邪魔ですよね
ヒップベルトと本体はマジックテープだけで固定されているので、脱着はそれぞれ10秒でできます
メッシュ状の背面パッドが想像以上に快適
公式HPによれば「3-D EVAフォームとエアーチャンネルにより背中の通気性を確保」してくれるようです
メッシュ状の生地とEVAフォームで汗を吸い上げると、中央の「MAMMUT」のロゴの位置がエアーチャンネルという空洞になっているため、そこでドライにするという仕組みです
控えめに言ってこの背面パッドは最高です
汗かきの僕でも夏の暑い日でも快適に登山できてます
バックパックと自分の背中が接する部分に通気性があるかないかで夏山登山の快適性はまったく違ってきますので、一度体感したらやめられないかもしれません
両サイドのコンプレッションベルトが意外に便利
左右のコンプレッションベルトを外して、その外したバックル同士をバックパックの前に持ってくるとなんと繋げることができます
その繋いだベルトに脱いだウェアやグローブなどをぶら下げるという使い方も可能
僕は主にソフトシェルをぶら下げています
登山中は体感温度の変化が激しいので、ウェアを着たり脱いだりすることはよくある話
その際に、毎回バックパックの中に収納するのは面倒なので、外側にぶら下げておけると思ったりよりも便利です
前に引くタイプのヒップベッルトは個人的には苦手
リチウム20のヒップベルトは前に引くタイプです
もう少し使ってみると慣れるかもしれませんが、個人的には引きづらいかなという感じ
引いた後の締まり具合は前引きも後引きも大して変わらないと思うのであとは好みですね
ポールキャリアは少し使いづらい
ボールキャリアは付いていますが、左側にしかありません
よってポール2本をまとめて同じループに通す必要があるので、少し窮屈
ポールを収納するのであればサイドポケットを利用した方がやりやすいと思います
マムート リチウム20のレビューまとめ
マムートリチウム20を紹介してきました
日帰り登山の際にバックパックがスカスカになるのが嫌だなと思う人は意外といるのでは?と思っています
冬以外なら20Lあれば日帰り登山の荷物を入れるには十分です
日帰り用バックパックとしてちょうどいいサイズ感
マムートのロゴがかっこいい飽きのこないシンプルデザイン
無駄を排除した軽量コンパクト
でも登山道具はしっかり入る便利さ
街で使う時はヒップベルトを外せばいいだけ
山だけで使うにはもったいないかもしれません
日常生活のあらゆる場面で使えるバックパックです
小型バックパックをお探しの方はぜひ検討してみてください(^ ^)