おつかれヤマです、マッシュです。
本記事では、スマートウールのサーマルメリノリバーシブルネックゲイターをレビューします。
ネックゲイターを使ってみたものの、蒸れが不快だったり、フィット感や肌触りに満足できなかった……。
そんな経験を持つ人も多いはず。
首元の保温は、寒い冬山での快適さに直結する重要なポイントです。
しかし、保温性と通気性のバランスが取れたアイテムを見つけるのは意外と難しいもの。
加えてフィット感や肌触りを追求するとなおさら。
そんな悩みを解決するのが、スマートウールのサーマルメリノリバーシブルネックゲイターです。
結論、サーマルメリノリバーシブルネックゲイターは「温かい!蒸れない!チクチクしない!首にぴったりフィット」です。
本記事では、サーマルメリノリバーシブルネックゲイターの特徴や実際の使用感を詳しくレビューします。
ネックゲイターを探している人はぜひ参考にしてください。
スマートウールは、メリノウール素材にこだわるアメリカのブランド

スマートウールは、メリノウール素材にこだわるアメリカのアパレルブランドで、特に登山やトレイルランニング向けの製品が人気です。
主力製品には、保温性・通気性に優れた靴下や抗菌防臭効果のあるベースレイヤーがあり、ニット帽やグローブなどのアクセサリーも展開しています。
機能面ではクッション性やサポート力に優れ、厚みや丈のバリエーションにより季節を問わず使用可能です。
メリノウールとは・・・

ウールは、羊の毛から作られる天然の繊維で、吸湿性や保温性に優れています。
その中でもメリノウールは、メリノ種の羊から採取される高品質な天然ウールです。
一般的なウールと比べて繊維が細く、柔らかいため、肌触りが良くチクチクしにくいのが特徴。
さらに、優れた吸湿性と放湿性を持ち、汗をかいても蒸れにくく、温度調節機能に優れています。
加えて、天然の抗菌防臭効果があり、長時間の使用でも臭いがつきにくい点も魅力です。
登山やアウトドアシーンで人気が高く、インナーやソックスなどの衣類に広く採用されています。
ネックウォーマーよりネックゲイターの方がより機能的で登山向き

ネックウォーマーとネックゲイターはどちらも首周りの防寒アイテムですが、用途や特徴が異なります。
ネックウォーマーは、冬季の防寒を目的とし、タウンユース向けでデザイン性が重視され、ウールやフリースなどの保温性の高い素材が使用されます。
一方、ネックゲイターはアウトドアやスポーツ向けに作られ、UVカットや吸湿発散性、抗菌性など機能面が充実しており、オールシーズン使用可能なものもあります。
つまり、ネックウォーマーは防寒とファッション性、ネックゲイターは機能性を重視したアイテムです。
スマートウール サーマルメリノリバーシブルネックゲイターの外観とスペック
全体の外観


長さ25cm(公式HPによれば26.5cm)、幅20cm。
サイズは一般的なネックゲイターと比べて小さめです。
素材はメリノウール100%で二重構造

素材はメリノウール100%。
生地は、表と裏の二重構造で保温性を高めています。
重量59g (250g/㎡)

実測重量は59g。
ポリエステルのネックウォーマーと比べると、とても軽いアイテムです。
スマートウール サーマルメリノリバーシブルネックゲイターをレビュー
装着したときのサイズ感

適応頭囲は55cm~60cm。
僕の頭囲は59cmですが、特に違和感なく装着できています。
メリノウール100%のダブル生地で文句なしの保温性

メリノーウール100%だけあって保温性に関しては文句のつけようがありません。
中途半端な寒さで運動しているとむしろ暑いです。
この薄さでしっかり温かいのはさすがメリノウールです。
程よいフィット感で首周りスッキリ(首との間に隙間ができない)

程よくタイトにフィットするので首との間に隙間ができません。
僕はダラーンとするのが嫌いで、ピタッと装着できるものを探していたので、スマートウールを見つけたときはまさに「これだっ!」という感じでした。
首に隙間がないので、風が入りにくく首が冷えにくいです。
ドローコードもないので首周りがとてもスッキリ、長時間の登山でもストレスがありません。
顔を覆ったときもズレてこない

顔を覆うとき、一般的なネックゲイターはドローコードを絞りますが、動いているうちにズレてくることもしばしば。
サーマルメリノリバーシブルネックゲイターは、それ自身の伸縮性でズレにくく顔にフィットしてくれます。
ただし、鼻や口元との隙間が小さく、息が上がりやすいので、バラクラバと併用することでより寒い時期の登山を快適にできます。
適度な厚みでレイヤリングの際にかさばらない


ジャケットのジッパーは全部閉めるとアゴを覆うくらいなので、ネックゲイターの厚みで閉めにくいことあります。
サーマルメリノリバーシブルネックゲイターは厚すぎず薄すぎずのちょうど良さなので、ジャケットのジッパーを一番上まで上げても干渉しません。
ネックゲイターの裾もジャケットの中に入ってくれるので、下から冷気が入りにくいです。
体が熱くなってきても汗抜けが良く、ベタつきにくい

サーマルメリノリバーシブルネックゲイターを付けて冬山を登っているときに感じたのは汗抜けの良さです。
冬山とはいえ天気が良ければ暑くて汗をかくときもありますが、そんなときでも首周りが蒸れにくく、汗冷えを感じにくいなと思いました。
メリノウールは汗を吸収しやすい素材で、すばやく肌から遠ざけた上でゆっくり発散するのでベタつき感が少ないです。
また、汗を含んでも臭いにくい特徴があります。
逆に、ポリエステルの安物ネックゲイターは通気性が悪く、いつまでも汗が同じ場所にとどまり汗冷えしやすいため登山での使用は注意しましょう。
チクチクせず肌触りが良く、かゆくならない


ウール製品ってチクチク感が気になりますよね。
かく言う僕もその一人でした。笑
でも、サーマルメリノリバーシブルネックゲイターに使用されているメリノウールは繊維が細く肌触りが非常に滑らか。
通常のウールとはまったくの別物で、ウールが苦手な僕でも快適に着用できています。
登山のように着用が長時間になってもかゆくならず、不快感はありません。
折り畳めばヒップベルトのポケットに入る

厚すぎない作りでなので、折り畳めばコンパクトに収納できます。
登山ではすぐに取り出して使える便利さが重要ですが、小さくまとめればヒップベルトのポケットにも収納できます。
リバーシブルのはずが裏側にタグがある

「リバーシブル」という名称が付くアイテムのはずですが、裏返すとタグが……。
素材自体はリバーシブルで使えそうですが、タグが変な位置に来ると少し気になります。
化繊素材よりは耐久性に劣るが、弱水流なら洗濯機で洗える

メリノウールは天然素材であるため、毛玉や虫食いのほか、縮みやすいとされています。
僕は2シーズン使用してきて、洗濯機でのお手入れも繰り返していますが、今のところ目立った経年劣化はなく、装着感の変化も特に感じません。
洗濯マークを見ると、「弱水流での洗濯」や「低温でのタンブル乾燥」はできるので、自宅の洗濯乾燥機を使用してお手入れできます。
スマートウールのおすすめネックゲイター
スマートウールには他にもネックゲイターがあるので、紹介します。
メリノネックゲイター
メリノネックゲイターは混紡比率がメリノウール87%、ナイロン13%のアイテム。
メリノウールの割合が下がるので、保温性はやや下がりますが、ナイロンが含まれており耐久性が向上しています。
長さが45cmもあるので、目の下まで覆っても長さ不足を感じません。
サーマルメリノロングネックゲイター
サーマルメリノロングネックゲイターは、メリノウール100%で長さ44cmのネックゲイター。
一重構造なのでウェアと重なる部分でもかさばりません。
寒いときは半分に折って二重にして装着すれば、より保温性を高められます。
スマートウール サーマルメリノリバーシブルネックゲイターはこんな人におすすめ

スマートウールのサーマルメリノリバーシブルネックゲイターは以下のような人におすすめです。
- メリノウールのネックゲイターが欲しい人
- 首にピタッとフィットするスッキリしたネックゲイターが欲しい人
- 行動中に首との間に隙間が空くネックゲイターが嫌な人
- 厚すぎず、かさばらないネックゲイターが欲しい人
スマートウール サーマルメリノリバーシブルネックゲイターをレビューまとめ

スマートウールのサーマルメリノリバーシブルネックゲイターをレビューしました。
本アイテムは、メリノウール100%のダブル生地で温かく蒸れにくい高機能ネックゲイター。
肌触りも快適で、通常のウール素材と違いチクチクしません。
中でも僕のお気に入りの特徴は、首にぴったりフィットしてくれることでより温かさを感じることです。
登山で使うネックゲイターを探している人はぜひ参考にしてください。