この記事ではグレゴリーズール55を紹介します
グレゴリーのタウンユースのほか、登山用バックパックも多数ラインナップされています
その中でも1泊2日山小屋泊〜2泊3日テント泊までなら無理なく実現できるズール55をレビューします
僕は現在このズール55をテント泊登山用として活用しています
見た目だけでは分からない、「さすがグレゴリー」と納得の機能満載のアイテムですので、ぜひ見てください(^^)
また、ジェイド53という名称でレディースモデルもラインナップされています
大きさに違いはありますが、基本的な機能は同じなので女性の方も参考にしてください
- 以前はザ・ノースフェイス テルス45を使っていた
- グレゴリー ズール55 ジェイド53 のスペック
- グレゴリー ズール55 の外観とレビュー
- 全体の外観 黒ベースに赤のアクセントがカッコイイ
- 雨蓋 厚みがあって十分に収納できる
- メインコンパートメント 開け閉めしやすい大きな開口部
- U字型ファスナー テント内で荷物を広げるのに便利
- メインコンパートメント内部は上下2気室構造
- メインコンパートメントを上部から覗いた様子
- フロントポケット ストレッチが効いて見た目以上に収納できる
- サイドポケットはストレッチが効いたメッシュ仕様!開口部も2箇所ある
- ショルダーハーネス、チェストストラップは長時間担いでも肩が痛くなりにくい
- ヒップベルト 収納力抜群の特大ポケットとフリー・フロート・テクノロジー
- バックパネル 通気性の良いメッシュ素材とフリー・フロート・テクノロジー
- ポールキャリア 調整可能な大きめのループ
- ジッパープル グローブしてても開け閉めしやすい気の利いた仕様
- レインカバーは付属していないため別売りを購入
- グレゴリー ズール55 はこんな人におすすめ
- グレゴリー ズール55 のレビューまとめ
以前はザ・ノースフェイス テルス45を使っていた
ズール55を使う前はザ・ノースフェイス テルス45(47リットル)を使っていました
テルス45は2泊3日のテント泊は余裕でいけます
テルス45に不満はあったのかというと、細かい部分で不満はありました
でもズール55に買い替えた本当の理由は、グレゴリーのフリー・フロート・テクノロジーを体感してみたかったからです
そのフリー・フロート・テクノロジーを体感した感想は、以下のレビューをご覧ください
一言で表すなら、もうやめられません!!
以上がテルス45からズール55に買い替えた経緯です
グレゴリー ズール55 ジェイド53 のスペック
グレゴリー ズール55 (メンズ)のスペック
メーカー | グレゴリー(GREGORY) |
製品名 | ズール55(ZULU55) |
金額 | 38,500円(税込) |
カラー | フォリッジグリーン ハローブルー ボルケニックブラック |
サイズ | SM/MD MD/LG |
容量 | SM/MD:53L MD/LG:55L |
重さ | SM/MD:1.86kg MD/LG:1.9kg |
最大積載重量 | 22.7kg |
グレゴリー ジェイド53(レディース) のスペック
メーカー | グレゴリー(GREGORY) |
製品名 | ズール55(ZULU55) |
金額 | 38,500円(税込) |
カラー | ミッドナイトネイビー |
サイズ | XS/SM SM/MD |
容量 | SM/MD:50L MD/LG:53L |
重さ | SM/MD:1.76kg MD/LG:1.82kg |
最大積載重量 | 22.7kg |
グレゴリー ズール55 の外観とレビュー
このレビュー記事の中で紹介するのは、僕が持っている 以下のズール55です
- 種類 ズール55
- サイズ MD/LG
- カラー ボルケニックブラック
ここでは各部の外観を紹介しつつ、僕の感想を述べていきます
詳しく紹介しますのでぜひ参考にしてください
全体の外観 黒ベースに赤のアクセントがカッコイイ
カラーの名称はボルケニックブラック
メインカラーのブラックにアクセントカラーのレッドがカッコイイです
カリマーのような超シンプルなデザインも好きですが、グレゴリーもセンスいいですね
他メーカーの同じくらいの容量のバックパックと比較すると幅は狭めで、縦が長いといった印象です
雨蓋 厚みがあって十分に収納できる
雨蓋は外側と内側、それぞれにジッパー付きのポケットが付いている構造
外側のポケットは結構厚みがあるので レインジャケット+α を収納可能
雨蓋収納の容量としては十分だと感じています
僕の場合は、レインジャケットや防風シェル、グローブなどを収納します
内側には粉末ポカリや応急手当キットをいつも入れています
外側と内側の2つのポケットは中で繋がっていません
メインコンパートメント 開け閉めしやすい大きな開口部
メインコンパートメントの開口部は巾着仕様
巾着使用はよくあるパターンですが、この巾着がとっても開け閉めしやすいんです!
両サイドにある2つの赤いタブを引っ張るとスムーズに開くことができます
カリマーのクイックアクセスオープニングもとても良いと思っていたんですが、それ以上にスムーズな開け閉めができる気がします
U字型ファスナー テント内で荷物を広げるのに便利
前面には大きく開くU字型ファスナーがあります
宿営地に到着後はここを開けば、中の荷物を一気に取り出すことが可能
ただ、取り出すのは便利ですが、収納はやりづらいと思いました
グレゴリーのバックパックはバックパネルが大きく湾曲しているので、その影響で横にした状態での収納はしづらいです
また、U字型ファスナーの通り道にサイドコンプレッションベルトがあるので、開け閉めする時に少し邪魔です
メインコンパートメント内部は上下2気室構造
メインコンパートメントは下から4分の1くらいの位置に仕切りがあり、上下で分けられています
そのおかげで下のファスナーから荷物を取り出しても、上の荷物が崩れることを防いでくれます
この上下を分けている仕切りは取り外して1気室として使用することも可能
僕はパッキングの際、一番下にはシュラフやマット、宿営地での着替えなどを収納しています
しかし、仕切りを付けて2気室にすると下の気室がシュラフでほぼいっぱいになり、デッドスペースもできやすいです
ということで僕は仕切りは使用していません笑
ただこの仕切りはまだ検証が必要だと思っているので、使う側の改善の余地ありです
ちなみにこんな感じのものが仕切りとして使われています
仕切りの固定方法は、メインコンパートメント内のループに仕切りの四隅の棒を通すだけの簡単な構造
メインコンパートメントを上部から覗いた様子
ハイドレーションホルダーはフックに引っ掛けられる仕様になっています
内部には小物入れ用のポケットはありません
フロントポケット ストレッチが効いて見た目以上に収納できる
前面にはバックル付きのフロントポケットが1箇所あります
左右の模様が変わってる部分にストレッチが効いているので収納しやすいです
僕はフロントポケットにはレインパンツ、グローブ、ゲイターなどを収納しています
マチがなく小さく見えますが、ストレッチが効いているので予想以上に多くのものを収納可能です
サイドポケットはストレッチが効いたメッシュ仕様!開口部も2箇所ある
両サイドにはストレッチが効いたメッシュポケットがあります
僕は片方にはテントポール、アタックザックなど
もう片方にはヒップベルトポケットに入りきらない行動食などを入れてます
そしてこのサイドポケット、他メーカーのバックパックとはちょっと違います
開口部が上と横の2方向にあるので、担ぎながらでも中の物を取り出しやすいです
横にも開口部があると中身が落ちそうですが、ストレッチが効いた生地がしっかりホールドしてくれるので落ちません
肩が硬い僕でもバックパックを担ぎながら取り出せるのでとても嬉しいです笑
ショルダーハーネス、チェストストラップは長時間担いでも肩が痛くなりにくい
ショルダーハーネスはメッシュ状の生地の中にライフスパンEVAフォームと呼ばれる柔らかい物質が入っています
このEVAフォームのおかげで長時間担いでも肩が痛くなりにくいと感じました
またハーネス自体に通気孔があるため、肩周りの快適性をキープしてくれます
チェストストラップにはホイッスルと熊鈴ホルダーが付いています
ヒップベルト 収納力抜群の特大ポケットとフリー・フロート・テクノロジー
体に触れる部分は通気性の良いメッシュ状の素材
ヒップベルトには大きめのポケット付きで、行動食などが取り出しやすく便利です
僕はヒップベルトに行動食以外にも小物を詰め込みたくなるので、この特大ヒップベルトは本当に便利です
そして、このヒップベルトですが、普通のヒップベルトではないんです
このヒップベルトこそグレゴリー独自の機能であるフリー・フロート・テクノロジーのひとつであるフリー・フロート・ダイナミック・ヒップベルト
ヒップベルトが体の動きに追従し、体へよりフィットすることで長時間重い荷物を担いでも疲れにくいという機能です
僕がグレゴリーを買った最大の理由がまさにこの機能を体感したかったから
実際、担いで山を歩いてみたら、フィット感は今までのバックパックと比べ物にならないくらい良く、担ぎやすさが全然違います
まさにバックパックと体がひとつになってる感じです
バックパネル 通気性の良いメッシュ素材とフリー・フロート・テクノロジー
このバックパネルにもフリー・フロート・テクノロジーの機能が2つあります
まずは、プリサイズ・フィット・アジャスタブル・トルソーという機能
これは、背面長が8.9cm調整可能となっていることで、自分の背中によりフィットさせること可能
バックパックは2サイズしかありませんが、背面長が調整できるのは大きいと感じました
同じくらいの身長でも背中の大きさは違うので、ここを微調整することで明らかに担ぎやすさが変わったなと実感しています
もうひとつの機能が、オープン・エアー・バックパネル
見た目からも分かるように、バックパネル全体がメッシュ状になっていて、そのメッシュの内部が空洞になっています
この空洞が空気の通り道になっており、汗をかいても熱がこもらず快適さをキープしてくれます
また、このメッシュはいい感じにテンションがかかっているので、重いバックパックを担いでも余計に揺れることはありません
ポールキャリア 調整可能な大きめのループ
トレッキングポールやピッケルを固定できるポールキャリア
ポールキャリアが付いているのは片側のみですが、上下のループ両方が大きさを調整可能なので2本通す場合でも余裕で取り付けられます
ジッパープル グローブしてても開け閉めしやすい気の利いた仕様
このバックパックはジッパーの開け閉めが本当にやりやすいです
ジッパー自体の動きがよりスムーズになっているのもありますが、大きくて掴みやすいジッパープルのおかげで、厚めのグローブをしていても簡単に開け閉め可能
神は細部に宿る!さすがグレゴリー!って感じです
レインカバーは付属していないため別売りを購入
グレゴリーのバックパックはレインカバーが付いていないので別途購入する必要があります
ズール55の適合サイズはグレゴリー レインカバー50-80
純正レインカバーはヒップベルトを通すループが付いており、上部にも落下防止用の紐が付いています
Amazonなどを覗いてみるとノーブランドの安いレインカバーも売ってますが、耐水性に不安があるし、なによりカッコ悪いです笑
ここは必要経費と割り切って純正品を購入しましょう!!
グレゴリー ズール55 はこんな人におすすめ
グレゴリー ズール55はこれから山小屋泊やテント泊での登山を始めようとしている方が最初に購入するバックパックとしておすすめ
細部にまで気の利いた機能が備わっているズール55は泊まり登山で重宝すること間違いなしです
また、今持っているバックパックが体に合わないなと思っている方にもぜひ試してほしい!
グレゴリーのフリー・フロート・テクノロジーは多くの方の背中にフィットしてくれます
グレゴリー ズール55 のレビューまとめ
この記事ではグレゴリー ズール55をレビューしました
最後にフリー・フロート・テクノロジーをおさらいしましょう
プリサイズ・フィット・アジャスタブル・トルソー(PRECISE FIT ADJUSTABLE TORSO)
トルソーは調整可能で背中にぴったりフィットする
オープン・エアー・バックパネル(OPEN-AIR BACKPANEL)
バックパネル全体がメッシュ状のため背中とパックの間に隙間ができ、空気が自由に流れて熱がこもらず、涼しさをキープ
フリー・フロート・ダイナミック・ヒップベルト(FREEFLOAT DYNAMIC HIPBELT)
体の動きに追従して旋回するよう設計されたパネルでフレームとヒップベルトを接続
前述したとおり、僕はこの機能を体感してくてグレゴリーに買い替えました
実際に体感した感想はこの記事で紹介したとおりですが、控えめに言って最高です笑
同じくらいのサイズのバックパックと比較して弱点が見当たらないグレゴリーズール55
バックパック探しをしている方はぜひフリー・フロート・テクノロジーを体感してみてください