秩父の名峰・両神山とはどんな山?
埼玉県の小鹿野町(おがのまち)と秩父市の境目にある標高1723mの山で、日本百名山に選ばれています。
イザナギとイザナミの神を祀っていることから「両神」というそうです(諸説あり)
頂上付近は岩場が多く遠くから見るとギザギザの尾根が特徴ですが、その一方で秋には素晴らしい紅葉が見られます。
一番メインのルートは日向大谷ルートで登山客の多くはここから登ります。鎖場がいつくかありますが、そこまで危険ではなく登山初心者が鎖場を経験するのにちょうどいい具合です。
また、次に登山客が多い八丁尾根ルートは鎖場多く難易度も高めのためスリルを求める登山客にオススメです。
山奥ですが冬でもそこまで積雪が多いわけではないため、軽アイゼンを装備して登山すれば頂上まで行けることもあります。
両神山の登山口(日向大谷ルート)
今回は日向大谷ルートから登りました。
登山口に至る道は点在する民家の間をかなり細い道が通っていて、そこを通過してきますがなんと町営のバス路線が登山口まであるのですれ違う際には注意が必要です。
また、登山口には両神山荘があり、山荘すぐ近くの駐車場は1,000円、少し下りたところの駐車場は500円かかります。
両神山の難易度
(注)僕の勝手な主観ですのでご了承ください(笑)
コース全長も10km以下でミドルクラス、鎖場はありますがそこまで危険じゃないです。
だがしかし油断は禁物です。
両神山登山データ
両神山 2022.1.21 / つのださんの両神山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
両神山の登山日記
行く道中の画像。
朝焼けが綺麗です。
僕が住んでる新潟県と違って関東は冬毎日のように晴れて本当に羨ましいです。
登山口に到着。
関越道花園ICで下りてから約1時間かかるのでなかなか疲れます。
ここまで来る道中、新潟県内でホワイトアウト状態だったので車のナンバープレートに雪がへばり付いてます。
駐車場には「無料」を示す看板と「有料」を示す看板の2つがありますが、おそらく「有料」の方が現状を示しているのでしょう、僕は500円を両神山荘に払いました。
右奥に見えるのが両神山荘です。
駐車場から少し登るとここに出ます。
1000円払うと両神山荘すぐ近くに車を止められるそうです。
登山スタート!
YAMAPでは片道5kmありませんでした。
最初はこんな感じの道が続きます。
岩が迫ってきて道は細くなっており、ザックが岩で跳ね返されると滑落危険もあるので注意です。
凍結注意!
積雪はあまりありませんが、沢周辺は凍結箇所が多いです。
雪はこのくらい。
足元がだいぶ滑ってきたので軽アイゼン(6本爪)とトレッキングポールを装備します。
と思ったら雪が無くなりました。
頂上までは雪があったりなかったりの繰り返しですが、軽アイゼンは装備した方がいいと思います。
この落ち葉の量を見る感じだと秋は紅葉が綺麗なんでしょうね。
清滝小屋まで来ました。
外観キレイです。
ガラス越しに中を覗きましたが、中もキレイで広かったです。
頂上に近づいてきました。
ちなみにこの登山ルートはあまり展望がありません。
鎖が見えづらいですが鎖場です。
この鎖場が日向大谷ルートで一番難易度高めかな。
しっかり登ればそこまで危険じゃないです。
でもトレッキングポールを持ってると邪魔ですね。
この道標はなぜ逆さまなのでしょうか?(笑)
両神神社。
ここまで来れば頂上は近いです。
あと少し!
白井差コースは私有地らしいですね。
頂上近くはこのくらいの積雪でした。
正月に登った新潟の平標山と比べればないようなもんですね(笑)
日向大谷ルート最後の難所。
ロープ使わなくても登れますが滑落注意です。
残り0.8km地点から長かった気がしますが、もう頂上目前のウィニングランに入ってます。
両神山頂到着!
空いていれば可能ですが頂上は座ってゆっくりお昼ご飯をするような広さは全然ないです。
頂上はとても冷たい風が吹いていて、じっとしていると冷えてきます。
「日本観光地百選入選記念」と書いてあります。
ここが観光地ってなかなか難易度高めの観光地ですね。
富士山発見!(写真の中央)
富士山アップ(iPhone画像でアップすると結構画像が乱れるのでこのくらいのアップで許してください。)
調べたところ甲武信ヶ岳や金峰山が見えるそうです。
間違ってた時の保険で「?」つけてます(笑)
今日は見えませんが中央やや左あたりに八ヶ岳が見えるそうです。
群馬の百名山も見えました。
頂上直下の鎖場です。
風が冷たくて寒いです。
寒いので頂上を後にして両神神社まで下りてきました。
本日の装備一式です。
グローブは厚手の一枚あればいいかなと。
ボトルはモンベルのボトルですが自宅でスポーツドリンクを自宅で熱湯にしてから約8時間くらい経った状況でまだ温かいです。
戻ってきました。
次回両神山荘に泊まるのもありですね。
それにしてもいい天気。
日本海側に住む人にとっては冬の関東の日差しは眩しいです。
この靴を買って3年経ちましたが結構減りましたね。
そろそろ替え時かと思っていたので春になったら新しいのを買おうかな。
ということで両神山でした!
百名山ですが日向大谷ルートはそこまで難易度高くないので登山を始めたばかりの人でも登れます。
でも距離はそこそこあるので「体力に全くもって自信がありません!」っていう人はもう少し練習した方いいかもです。
今回は冬で木々の葉っぱが落ちてましたが、次回は秋に来て紅葉を楽しみながら登りたいですね。