立山連峰 人生初の3000m峰へチャレンジ! 2022.6.21

登山日記

富山県のシンボル的な存在である立山連峰に登ってきました。

今まで登った山で一番高い山は剱岳の2999mなので、僕自身初めての3000m超登山です。

登山スタート地点である室堂までは立山黒部アルペンルートで一気にワープできるので標高は高いけどそんなに大変じゃないだろうと思っていたらゆるんだ残雪と橋崩落で体力消耗してなかなかしんどい登山になりました。

今回は立山連峰の主峰である雄山だけではなく大汝山→冨士ノ折立→真砂岳と縦走する周回ルートで立山を存分に堪能してきました。

立山連峰とはどんな山?

立山とは雄山(3,003m)、大汝山(3,015m)、富士ノ折立(2,999m)の3つのピークの総称で日本百名山にも選定されています。

登山スタート地点である室堂平(2,450m)までは立山黒部アルペンルートのバスで一気に行けちゃいます。

ただアルペンルートの往復運賃は通常6,000円以上するのでお金がかかる登山です。

室堂から雄山までの登山道はとても整備された部分が多いので約2時間くらいで登れます。

室堂周辺はホテル立山やみくりが池温泉などの宿がありますし、立山黒部アルペンルートをそのまま進めば黒部ダムがあったりと登山以外にも観光要素満載の場所です。

立山連峰の難易度

体力レベル
余裕
ヘトヘト
危険レベル
初心者でも安心
手に汗握る

標準コースタイム:5時間30分

室堂から雄山→大汝山→富士ノ折立→真砂岳と縦走して室堂に戻ってくる周回ルートの難易度です。

さらに体力が残っている人は真砂岳から別山へ縦走して室堂へ戻ってくるルートもあります。

室堂から一の越山荘まではとても整備された歩きやすい道です。

一の越山荘から雄山頂上までは急な岩場を歩くので他の登山者が多い場合は落石もあるのでヘルメットをつけた方がいいかもしれません。

雄山から真砂岳までの縦走ルートは特別危険というほどではないですがずっと岩場が続く道なので慎重に歩きましょう。

登山口と駐車場

北陸自動車道立山ICから車で約40分

車は立山駅付近に無料駐車場がいくつかあるのでそこに停めます。

夏山シーズンの週末は混雑不可避です。

立山連峰の登山日記

YAMAP登山データ

立山連峰周回(雄山→大汝山→富士ノ折立→真砂岳) / つのださんの真砂岳(富山県)立山(雄山)立山(富士ノ折立)の活動データ | YAMAP / ヤマップ

YAMAPの日記を見ると室堂⇄雄山のピストンが多いみたいですが、せっかくなので周回ルートで登ってきました。

雪がなければ余裕で歩ける場所も緩んだ残雪で苦労しました。

特に雷鳥沢ヒュッテ手前の浄土沢を越える橋が崩落して渡れなかった影響で迂回したので体力を消耗してます。

立山駅から室堂まで

立山黒部アルペンルートのスタート地点である立山駅。

標高475mの立山駅から標高2,450の室堂まで標高差約2,000mをワープします。

文明の利器は素晴らしい!!

立山駅から美女平駅まではケーブルカー、美女平駅でバスに乗り換えて室堂まで行きます。

立山駅から美女平駅までは約10分、美女平駅から室堂までは約50分かかります。

通常だと立山駅と室堂の往復は6,320円ですが、6月30日までの県民割(事前web予約が必要)で5,500円に割り引かれました。

富山県民ではありませんが、隣県まで適用されたので新潟県民である僕も割引対象です。

富山県ありがとう!!

割引だけにとどまらず富山県内で使えるおみやげクーポン2,000円分と、アルペンルート内のショップで使えるクーポン券2,000円分もらっちゃいました。

下山後にしっかり合計4,000円分のお土産を買わせてもらいました。

ありがとう富山県!!

立山駅のホーム。

このケーブルカーに乗って美女平駅まで行きます。

ケーブルカーってあまり乗る機会がないので新鮮です。

約10分で美女平駅に到着。

さらにバスに乗り換えます。

一気に飛ばして室堂に到着。

美女平駅からは約50分くねくねの山道をバスに乗ってきます。

室堂から雄山まで

さぁ登山スタート。

空は曇ってますが立山はしっかり見えてます。

本来ならここは整備された登山道で余裕なはずですが残雪が緩んでいて歩きにくいので思った以上に疲れました。

徐々に傾斜がきつくなってきてさらに疲れます。

スノボー担いでいる人おつかれさまです!

一の越山荘手前で雪がなくなりました。

本来なら室堂からこんな感じの道がずっと続いていたでしょうけど、ほぼ雪の上でした。

一の越山荘。

きれいでいい建物です。

一の越山荘から雄山へ登る斜面。

岩場続きの急登です。

案内の矢印は多めなので道を間違えることはないでしょう!

急登ですが雪がない分ラクに感じました。

一の越山荘を見下ろす。

山荘の向こう側に見えるピークは龍王岳(左)と浄土山(右)です。

三ノ越という場所らしいです。

頂上の神社が見えます。

雄山頂上。

初の3,000m超は何ともいえない快感です。

3,000mへの最後の階段。

雄山の標高は3,003mなのでこの階段下はまだ2,995mくらいかな?

ついに着いた!

初の3000m超は立山連峰雄山の3,003mです。

雄山から真砂岳まで

次は立山連峰最高峰の大汝山を目指します。

大汝山直下の岩場。

大汝山のピークへはそこそこ険しい岩場を登っていきます。

一番上にひょこっとでてる柱が大汝山(3,015m)の山頂

雄山からは10分くらいで着きました。

大汝山の山頂は3人ほどしかいれないくらい狭いので落ちないように気をつけます。

大汝山の山頂から。

おそらく中央の2つの山は五竜岳(左)、鹿島槍ヶ岳(右)の後立山連峰コンビ。

黒部湖とその真上に針ノ木岳。

この日は雲が多くて近くの山しか見えませんでした。

大汝休憩所と奥に見えるピークは富士ノ折立。

これから富士ノ折立に向かいます。

大汝山から10分ほど富士ノ折立に到着。

ガスが濃くなってきて景色見えず。

真砂岳へ向かいます。

富士ノ折立から真砂岳への稜線はまさに北アルプスって感じの景色ですね。

富士ノ折立から10分くらいで真砂岳に到着。

それぞれのピークからは遠くに見えますが歩くと意外とすぐ着きました。

別山の方向。

体力が有り余ってる場合は別山経由で室堂に帰れますが、今日はガスってるし行かないでおきます。

真砂岳から室堂まで

真砂岳からの下り坂。

残雪の上を一気に駆け抜けました。

坂を下りきったところで道がよくわからずYAMAPのルートを確認しながら右奥の方に見える雷鳥沢ヒュッテを目指して歩きます。

雷鳥沢ヒュッテへ向かう途中、浄土沢を越える橋が落ちてました。

さすがにこれは渡れないので迂回したら残雪歩きで体力消耗してしまいました。

雷鳥沢ヒュッテ。

かなり傷んでますが営業はしているみたいです。

山の上で温泉がある宿って最高。

雷鳥沢ヒュッテからの道はこんな感じの整備された道なので本来はキツくないんでしょうけど、残雪に苦しめられたので厳しい階段です。

雷鳥荘。

立山にはでかい宿がいっぱいです。

再び立山連峰。

あの稜線を歩いてきたんです。

噴煙を上げる地獄谷。

立山は温泉が豊富です。

みくりが池温泉。

もはや山小屋ではなくホテルです。

室堂からみくりが池温泉は歩いて10分くらい。

室堂→みくりが池温泉→雷鳥荘の道は登山装備じゃなくも歩いていけますね。

残雪のみくりが池と立山連峰。

戻ってきました。

6月とはいえまだまだ残雪も多く気温も低いので登山者は少なかった気がします。

ホテル立山にノースフェイスショップあります。

まとめ 3,000m峰へチャレンジしよう!

今回は周回ルートで残雪も多く苦労した部分もありましたが、雄山ピストンならもっとラクに登れますし、8月とか9月くらいになれば残雪もほとんど消えるので登りやすくなります。

3,000m峰の中では初級コースの山なので、まだ3,000mの壁を突破していない人は初体験として立山に登ってみてください。

秋は素晴らしい紅葉が見れると思うので、みくりが池温泉などの宿に泊まるのも大アリですね。

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