【百名山・八幡平】陵雲荘で1泊2日登山日記 2024.10.30〜31

百名山・八幡平(陵雲荘泊)1泊2日登山日記 北海道・東北・新潟

おつかれヤマです、マッシュです。

2泊3日の東北遠征、3座目は八幡平(はちまんたい)です。

普通に山頂を目指すと1時間足らずで終了してしまうので、陵雲荘に泊まることに。

登山というより散歩の感覚に近い山ですが、あえて山小屋に泊まることで八幡平を堪能できました。

天気は微妙でいい景色は見れませんでしたが、やっぱり山に泊まるのは楽しい!

陵雲荘はとても素敵な山小屋なので、八幡平に行く予定の方は、この記事を参考に1泊2日を検討してみてください。

八幡平は秋田県と岩手県にまたがる標高1,614mの百名山

百名山・八幡平(陵雲荘泊)1泊2日登山日記

八幡平は標高1,614mで秋田県と岩手県にまたがる日本百名山のひとつです。

四季を通じて美しい景観を楽しむことができますが、特に秋には見事な紅葉が山一面を覆い、多くの観光客や登山者を引き寄せます。

高低差のない平らな湿原に木道が整備されたコースで、家族連れや登山初心者にも歩きやすい山です。

八幡平は過去に噴火したことがあり、現在も活火山

八幡平は活火山で、現在も火山活動が確認されています。

近年の噴火活動は確認されていませんが、地熱活動が活発で、温泉が豊富なことがその証拠です。

八幡平周辺には火口湖、地熱発電所のほか、温泉も多く、後生掛温泉(ごしょうがけおんせん)や藤七温泉(とうしちおんせん)といった湯治場が近くに位置しています。

八幡平は穏やかな風景と温泉地として親しまれていますが、こうした地熱活動からもわかるように、火山活動が生み出した自然の恩恵を受けている場所です。

八幡平のおすすめコース紹介

八幡平アスピーテラインの見返峠から家族連れでも登れる

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見返峠から見た秋田県側の八幡平アスピーテライン

見返峠から八幡平の山頂に登るコースは、整備された石畳の遊歩道で、初心者から楽しめる人気のコースです。

見返峠は標高1,540m、八幡平山頂は標高1,614mなので、標高差はたったの74m

緩やかな登り坂を歩くこと約25分ほどで山頂に着きます。

春の雪解け時期、鏡沼に姿を現す「ドラゴンアイ」をはじめ、季節ごとに姿を変えた美しい景色を堪能できます。

物足りないなら茶臼岳や大深温泉から登るコースもある

見返峠からでは物足りず、もう少し登山したいという方には茶臼岳もしくは大深温泉からのコースがおすすめです。

茶臼岳は、岩手県側の八幡平アスピーテライン上にある茶臼岳登山口(標高1,360m)からスタート。

茶臼山荘を通過後、黒谷池湿原(くろやちしつげん)や源太森(げんたもり)を通って八幡平山頂まで歩きます。

往復11.7km約5時間のコースです。

大深温泉コースは、秋田県側の八幡平アスピーテライン上にある大深温泉登山口(標高1,169m)からスタート。

往復7.4km約3時間20分のコースです。

がっつり登山したいなら岩手山〜八幡平の稜線を歩く裏岩手縦走路

百名山・八幡平(陵雲荘泊)1泊2日登山日記
岩手山から続く裏岩手縦走路(八幡平山頂レストハウスから)

裏岩手縦走路は東北の名峰である岩手山八幡平を繋ぐ登山道です。

岩手山〜八幡平〜安比高原全長50kmのロングコース。

体力に自信があれば1泊2日。

ゆっくり歩きたいなら2泊3日での行程が一般的です。

登山道上に避難小屋がありますが、松川温泉や藤七温泉の近くを通るので、温泉旅館に泊まることもできます。

せっかく東北の山を歩くなら、岩手山と八幡平を一気に歩いちゃうのもありですね。

八幡平の登山レポート(陵雲荘で1泊2日)

今回、僕が登山したレポートです。

歩いたコースのほか、利用した駐車場や陵雲荘の様子などを載せています。

駐車場① 見返峠駐車場(無料)

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僕が今回利用した駐車場。

見返峠から少しアスピーテラインを下った場所にある広い駐車場です。

駐車場② 八幡平山頂レストハウス駐車場(有料500円)

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見返峠の登山口目の前にあるレストハウスの駐車場。

こちらは有料で1回500円です。

八幡平 登山コースの概要(ヤマップ)

八幡平 陵雲荘泊 / つのださんの八幡平の活動データ | YAMAP / ヤマップ

今回歩いたコースはすべて石畳か木道の整備された道でした。

ガマ沼、鏡沼と山頂周辺は石畳の道。

八幡沼周辺は木道でした。

八幡平の登山レポート(陵雲荘で1泊2日)

見返峠駐車場からスタート

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1泊2日の荷物はマムートリチウム20(20L)に詰めました。

シュラフを入れたらパンパンです。笑

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八幡平アスピーテライン上の県境。

山頂へ続く道はここがスタート地点です。

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今回は、赤くなってるコースを歩きます。

八幡沼

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八幡沼の様子。

これはこれで幻想的で良い景色。

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晴れていればこんな感じ。

八幡沼のほとりに陵雲荘がひっそりと建っています。

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陵雲荘へ続く石畳の道。

陵雲荘(ドコモ電波は弱すぎて使えず)

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歩き始めて20分ほど、この日の宿である陵雲荘に到着。

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内部はとても綺麗です。

就寝スペースは2階建で、薪ストーブもあります。

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トイレも建物内にあります。

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2階の様子。

荷物があるとハシゴの上り下りが少し煩わしいですね。

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2階には寝具類がありました。

夏なら自分で持ってこなくても寝れそうです。

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サンダルもいくつか置いてありました。

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この日の小屋内の気温は7度。

薄着でじっとしていると寒いですが、保温着を着ていれば寒くないです。

八幡平山頂

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山頂まで散歩に行きます。

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陵雲荘から10分で八幡平の山頂に到着。

これで百名山80座目です。

晴れていれば展望台の上から八幡平のいい景色が見れるのだと思います。

陵雲荘で泊まり

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陵雲荘のデッキから見える八幡沼。

山頂から帰ってきたら一瞬だけ晴れました。

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デッキで夕飯。

この日は貸切だったので好き放題使わせてもらいました。

朝の散策はガスガス

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おはようございます。

朝の陵雲荘です。

八幡沼の展望台から朝日が綺麗に見えるかも!と思い、日の出(6:05)に合わせて出発しましたが、ガスガスでまったく見えず。

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前日歩いていないところへ散歩に出かけます。

まずは、山頂近くのメガネ沼。

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見返峠分岐を右に進みます。

左に行くと山頂へ、右に行くと八幡沼に沿って歩くコースです。

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木道と湿原の景色は尾瀬に似ています。

奥の池は八幡沼。

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名もなき池。

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源太分かれ。

左に行くと陵雲荘へ、右に行くと源太森を経て茶臼岳へ続きます。

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八幡沼のほとり。

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1時間10分ほど歩いて陵雲荘へ。

このときガスの切れ目から朝の八幡沼が現れました。

八幡平の1泊2日登山で使用したアイテム(ネイチャーハイクダウンパンツ)

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新しく買ったネイチャーハイクダウンパンツを使ってみました。

今回僕が八幡平を訪れた日は気温0度ほど、風5mほどでした。

平地であれば真冬の気温です。

じっとしているときは保温着を着ないとブルブル震えてくる寒さでした。

下半身はユニクロのジョガーパンツだけ履いて、その上にネイチャーハイクダウンパンツを履いていましたが、外気を完全にシャットアウトして全然寒くなかったです。

また、陵雲荘内の温度計は7度を示しており、シュラフはナンガオーロラライト450DXを使いましたが、ポカポカでぐっすり眠れました。

真冬に比べればそこまで低い気温ではないですが、さすが800FPのダウンパンツという感じがしたので、冬本番には大活躍してくれること間違いなしのアイテムです。

八幡平の陵雲荘は初めての山小屋泊におすすめ

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陵雲荘は見返峠からゆっくり歩いても30分ほどで着ける山小屋。

食事と寝る道具さえあれば泊まれるので、重たい装備も必要ありません。

山の上で泊まってみたいけど少し不安という方は、山小屋泊を経験する場所として最適です。

いざとなったら駐車場の車まで戻れます。笑

避難小屋はトイレが屋外にありがちですが、陵雲荘は屋内にありとても綺麗。

しかも薪ストーブまであるので、至れり尽くせりの山小屋です。

八幡沼のほとりでロケーションも抜群、八幡平に来る際にはぜひ利用してみてください。

八幡平のドラゴンアイが見れるおすすめの時期

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八幡平の「ドラゴンアイ」は、雪解けの時期に「鏡沼」で見られる現象です。

雪解けの過程で池の中心部に青い水が現れ、周りの雪が瞳のような形になり、まるで龍の目のように見えることから名付けられています。

この現象は、天候や気温に左右されやすく、出現する期間が短いのも特徴です。

例年5月末から6月初めにかけてが一番見頃となりますが、雪解けのスピードにより見える時期がずれることもあるため、訪れる際は最新情報を確認しましょう。

八幡平周辺の温泉旅館(日帰り温泉もできる)

八幡平周辺の温泉旅館を紹介します。

いずれも日帰り入浴できるので、下山後に汗をながす温泉として最適です。

松川温泉 松川荘

松川温泉 松川荘

松川温泉 峡雲荘

松川温泉 峡雲荘

八幡平ハイツ

八幡平ハイツ

八幡平ライジングサンホテル

八幡平ライジングサンホテル

後生掛温泉

後生掛温泉

湯治のふる里 玉川温泉

湯治のふる里 玉川温泉

日本の山岳温泉リゾート 新玉川温泉

日本の山岳温泉リゾート 新玉川温泉
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