おつかれヤマです、マッシュです
今回は北アルプス南部に位置する乗鞍岳(3,026m)に日帰り登山してきました
乗鞍岳は畳平(2,700m)までバスで来る人が多い中、三本滝(1,800m)から登山開始
始発バスが畳平に到着する前に登頂できたので、山頂(剣ヶ峰)の景色を独占できました
畳平周辺のピークをひと通り登ったあとは、畳平からバスで下山
夏から秋の紅葉時期にかけて乗鞍岳を目指す方は多いと思いますので、ぜひ参考にしてください
乗鞍岳の登山口(三本滝駐車場)について
今回は、バスを使わず登るため三本滝無料駐車場に車を停めてスタートしました
ここには40台ほど停められます
乗鞍エコーラインはマイカー規制されており、三本滝までしか通行できません
この日はお盆最後の土曜日
午前4時頃に到着したら10台ほど車中泊していました
トイレは駐車場脇にあります
スマホ電波(ahamo)は弱め、GoogleMapの検索も少し時間がかかっていました
三本滝レストハウスがありますが、スキーシーズンしか営業していません
畳平までバスで行く方法
畳平までバスで行くには長野県側と岐阜県側の2方向からアクセスできます
長野県側からバスに乗る場合は、乗鞍観光センターで乗車(往復4,000円)
岐阜県側からバスに乗る場合は、ほおのき平バスターミナルで乗車(往復3,400円)
乗鞍スカイライン及び乗鞍エコーラインはタクシーも通行でき、バスより早く畳平に行けます
タクシー利用で片道料金8,000円〜10,000円ほどです
3人〜4人で行く場合は、タクシー利用もひとつの手です
乗鞍岳のスマホ電波状況(ahamo)
全体的にahamoの電波はあり、圏外の場所はなかったという印象
ahamoはdocomoのサブブランドなので、docomoとほぼ変わらない電波状況です
三本滝 | △ |
摩利支天バス停 | △ |
冷泉小屋 | ◎ |
位ヶ原山荘 | ◎ |
肩ノ小屋口バス停 | △ |
肩ノ小屋 | △ |
剣ヶ峰 | △ |
畳平 | ◎ |
乗鞍岳日帰り登山日記
YAMAP登山データ
乗鞍岳(剣ヶ峰) 登り→歩き、下り→バス / つのださんの乗鞍岳・大黒岳(岐阜県)・富士見岳(岐阜県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ
三本滝駐車場からスタート
04:23 三本滝からスタート
ここですでに標高1,800mもあるので、丹沢の山頂よりも高い場所です
04:30 乗鞍岳はクマ頻出の地域
クマ対策については、「【登山中のクマ対策を解説!】クマに遭遇しないための対策と遭遇時の対処法」を参考にしてください
05:07 乗鞍エコーラインを歩く場面が何回かあります
05:23 藪漕ぎまではいきませんが、草木をかき分けて登る箇所があります
朝早いと露でズボンがビショビショに濡れるので注意
冷泉小屋
05:38 冷泉小屋
1931年創業の歴史ある山小屋で、2022年にリニューアルしています
宿泊可能で、ドミトリー15,400円、個室24,200円〜39,600円(いずれも1泊1食付き、夕食別)
位ヶ原山荘
05:51 位ヶ原山荘
1940年創業の山小屋
こちらの山小屋も宿泊可能で、夏は2食付きで9,000円
僕が通ったときは人の気配がまったくしませんでした
05:54 位ヶ原山荘の休憩メニュー
山小屋でおしるこやようかんを見かけることはよくありますが、これは登山に必要な糖質を供給するためによく考えられたメニューですね
肩ノ小屋口
06:34 肩ノ小屋口バス停
この付近でようやく森林限界を超えて、背の低い木々が中心になります
06:41 肩ノ小屋口から肩ノ小屋へ向かう登山道
06:45 振り返ると雲海の向こう側に八ヶ岳
そして乗鞍エコーラインを始発のバス4台が連なって走っています
肩ノ小屋から山頂・剣ヶ峰へ
06:58 肩ノ小屋前の剣ヶ峰口
前の週にこの付近でクマが目撃されています
07:23 蚕玉岳(こだまだけ、標高2,979m)
07:23 蚕玉岳から山頂の剣ヶ峰はすぐ目の前です
乗鞍岳の山頂・剣ヶ峰
07:33 乗鞍岳の山頂・剣ヶ峰(3,026m)に到着
百名山72座目です
前の週に登った御嶽山がきれいに見えます
剣ヶ峰という名称は富士山や御嶽山にもありますが、火山口の周縁を意味する言葉です
乗鞍岳は噴火警戒レベル1の山で、最後の噴火は500年以上前とされています
07:33 乗鞍本宮頂上本社
07:34 手前に中央アルプス、奥に南アルプス
南アルプス方面を見ると富士山に気づくのですが、この日は見えませんでした
07:34 八ヶ岳
07:34 すぐ近くに同じ乗鞍岳の大日岳(奥ノ院)
奥には御嶽山
07:35 手前の池は権現池
奥には北陸の名峰・白山(御前峰)の山頂が少しだけ見えます
07:36 穂高連峰と槍ヶ岳
乗鞍岳頂上小屋
07:46 乗鞍岳頂上小屋
宿泊はできませんが、ピンバッジやTシャツなどのオリジナルグッズを購入できます
僕が通ったとき、ちょうど営業開始の準備をされていました
07:46 頂上小屋からの景色です
このあと、肩ノ小屋を通って、富士見岳→大黒岳→魔王岳と登って畳平からバスで下山です
肩ノ小屋
08:04 肩ノ小屋
ちょうど始発バスに乗った大勢の人たちとすれ違いました
08:06 肩ノ小屋のメニュー
ここでもおしるこ発見
肩ノ小屋から富士見岳へ
08:16 富士見岳へ向かう道
左側の池は不消ヶ池(きえずがいけ)
08:21 富士見岳への登山道
富士見岳
08:24 富士見岳(2,818m)の山頂
奥に見えるピークは先ほど登った剣ヶ峰です
08:27 富士見岳から見る畳平
08:27 富士見岳の次は大黒岳へ向かいます
大黒岳
08:36 大黒岳への登山口
08:40 大黒岳周辺はクマが多数目撃されています
クマ対策については、「【登山中のクマ対策を解説!】クマに遭遇しないための対策と遭遇時の対処法」を参考にしてください
08:46 大黒岳(2,771m)の山頂
魔王岳
08:58 そしてこの日最後のピーク、魔王岳へ
09:01 魔王岳は畳平バスターミナルから最も近いため、登山道もとても整備されています
09:07 魔王岳(2,764m)の山頂
畳平から10分もかからず到着です
09:08 魔王岳の山頂から剣ヶ峰方向の景色
畳平バスターミナル
09:14 畳平バスターミナル
車両が入れる場所では日本一の標高です
ちなみに一般車両が入れる最も標高が高い場所は富士山スカイラインの新5合目です
09:16 自転車なら畳平まで登ってこれるのでチャリダーが多くいました
09:20 畳平バスターミナル内に設置されているホワイトボード
クマ目撃情報が書いてありました
この1ヶ月だけでも20件以上の目撃情報があります
09:21 畳平にはビール(450円)もあり
標高2,700mのわりには安いですね
09:27 下山はバスで三本滝へ戻ります
下山のみのバス料金は1,950円です
1時間に1本くらいのバス本数でした
乗鞍岳登山で使った登山道具
マムートリチウム20
マムートリチウム20は僕の中では日帰り登山のバックパックとして定番になりました
日帰り登山にちょうどいいサイズで、ヒップベルトにも小物入れ用のポケットが付いている点がお気に入りです
乗鞍岳下山後の温泉
乗鞍高原温泉 湯けむり館
日帰り温泉730円でした
白濁、硫化水素臭のある温泉です
僕は露天風呂が好きなので、内湯はスルーして露天風呂へ直行です笑
ただ夏の露天風呂は熱くて暑い、長湯はできません^^;
乗鞍岳登山まとめ
今回の乗鞍岳登山では登りはバスを使わず歩いて登ってみました
乗鞍岳といったら「ほとんどバスで登れる楽勝な山でしょ」というイメージが強いですが、実は登山道もあるんです笑
少しでも“登った感”を味わいたい方は僕が登ったルートで登ってみてください
三本滝から登っても危険な場所もなく、そこまでキツいルートではありません
ただし、乗鞍岳はクマが多く出るのでクマ対策は万全に!!
クマ対策については、「【登山中のクマ対策を解説!】クマに遭遇しないための対策と遭遇時の対処法」を参考にしてください