3泊4日の南アルプス縦走登山はいよいよ最終日(4日目)。
4日目は、荒川小屋からスタートし、荒川三山の中岳・東岳(悪沢岳)に登頂後、千枚小屋経由で椹島(さわらじま)へ下山。
南アルプスの縦走登山を締めくくる最高の天気となりましたので、最終日の日記もぜひ見てください^_^
南アルプス縦走登山4日目のレポート(荒川小屋〜東岳(悪沢岳)〜椹島)
荒川小屋の朝ごはん
荒川小屋の朝ごはんは小さめのおにぎりが5つ。
見た目は小さめですが、しっかり握られていて密度が濃いので十分お腹が満たされます。
朝ごはんは前日夜のうちに渡されるので、早朝出発したい場合でも利用可能。
ちなみに前日の夕飯はカレーライス(おかず付き)。
カレー、ごはん、みそ汁はおかわり自由だったので、僕は3杯いただきました。
荒川小屋をスタート!まずは中岳へ
おにぎりでエネルギー補給後、早朝3時過ぎに出発。
真っ暗な登山道で狭い岩場はスリルがあります。
言葉にできない景色。
富士山の左側の裾野に明るい光が見えます。
ちなみに今回の画像はすべてiPhone15Proで撮っています。
ラスボス悪沢のシルエット。
夜と朝の境目がしっかり見えます。
まずは荒川三山の中岳に到着。
荒川小屋を出発してから1時間半ほどかかりました。
中岳避難小屋(テント場なし、水場なし)
中岳山頂のすぐ近くにある中岳避難小屋。
避難小屋なので小さめですが、夏期は管理人が常駐し、素泊まり11,000円です。
食事の提供はなく、インスタント食品のみ販売しています。
まもなく夜明け。
2日連続の夜明けを見ながらの朝駆けでした。
中岳から悪沢岳へ
中岳避難小屋からいったん下って、悪沢岳へ登り返します。
この辺りで、爆速ハイカーに追い抜かれました。
ご来光は悪沢岳の影で見えませんでしたが、赤石岳が朝日に照らされ光り輝いています。
ここを登りきれば悪沢岳。
悪沢岳(百名山)
今回の山行で最も高い山、悪沢岳(3,141m)に到着!
荒川小屋を出発してから2時間20分ほどかかりました。
悪沢岳は荒川三山の中で東側に位置しているため東岳と呼ばれていますが、これだけ貫禄ある山なのでやはり悪沢岳の名称が僕は好きです。
南アルプスの山々。
一番手前が塩見岳。
その奥には左から仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳などなど。
今日も中央アルプス、北アルプス見えました。
3泊4日で歩いてきた稜線が全部見えて感動です。
丸山
悪沢岳での余韻を引きずりつつ、椹島への下山へ向けて歩き出します。
悪沢岳の次は丸山。
悪沢岳から20分ほどで丸山(3,032m)に到着。
どこにでもありそうな名称の山ですが3,000m超えているデカい山です。
山頂は広くて休憩に適しています。
千枚岳
丸山から千枚岳へ向かう道。
丸山から30分ほどで千枚岳(2,880m)に到着。
千枚小屋(テント場あり、水あり)
千枚岳から下ること30分弱で千枚小屋に到着。
小屋の目の前には富士山が見えます。
椹島(さわらじま)へ下山
そしていよいよ椹島へ向けてあとはひたすら下るだけ。
千枚小屋から椹島は林の中をひたすら歩きます。
とても歩きやすい林道で、急な場所もほとんどありませんでした。
吊り橋を渡れば椹島はすぐそこ。
千枚小屋から3時間ほどかかって午前10:10頃に椹島ロッジに到着。
予約していたバスは13:00発でしたが、10:30発のバスに変更できないかお願いしたらOKでした。
急な変更に対応いただきありがとうございます。
椹島から畑薙駐車場への送迎バスは1時間以上、徒歩だと約4時間。
途中、歩いている人も2名見かけました。
南アルプス3泊4日縦走登山の総まとめ
とても濃厚な3泊4日でした。
体力的に厳しいルートではありましたが、絶景を眺めながらの稜線歩きは最高です。
また、今回は小屋にも泊まりましたが、やっぱり僕はテント泊が好きだなぁと改めて感じました。
テントでまったり過ごしたりとか、秘密基地みたいな感じとか、全部好きです。
また、今回の3泊4日の縦走登山で登頂できた百名山は4座(光岳、聖岳、赤石岳、悪沢岳)。
これで百名山は76座登頂となりました。
南アルプスで未踏は塩見岳、仙丈ヶ岳、鳳凰山の3座。
鳳凰山は日帰り登山の予定。
仙丈ヶ岳と塩見岳は2025夏に仙塩尾根をテント泊で縦走したいと思っています。
これで南アルプス縦走登山の記事は終わりますが、今後も登山レポート記事はもちろん、登山道具のレビュー記事もアップしていきますのでぜひ見てください(^ ^)