最終日は天気が良ければジャンダルム、天気が悪ければ前穂高を経由して上高地に帰ると決めていましたが、見事に悪天候となったので前穂高の方から帰りました。
ジャンダルムよりも安全な道かもしれませんが、浮石だらけの岩場は今までと変わらないし、途中で雷鳴るし、紀美子平から前穂高への登りは予想以上にキツいし、重太郎新道の下りは岳沢まで超長く感じたし、なかなか試練の下山となりました。
でもやっぱりそこは北アルプスなので、この縦走路を予定通り歩けただけでも達成感でいっぱいです。
ということで最終日の登山レポートを紹介します。
1日目のレポートはこちら(上高地から槍沢を通って槍ヶ岳山荘へ)
2日目のレポートはこちら(槍ヶ岳山荘から大キレット通過し穂高岳山荘へ)
登山データ(YAMAP)
槍ヶ岳→大キレット→奥穂高岳→前穂高岳 / つのださんの前穂高岳・大喰岳・南岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ
3日目の登山時間 | |
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穂高岳山荘〜奥穂高岳 | 約20分 |
奥穂高岳〜前穂高岳 | 約80分 |
前穂高岳〜岳沢小屋 | 約100分 |
岳沢小屋〜上高地 | 約100分 |
登山レポート
穂高岳山荘〜奥穂高岳〜前穂高岳
まずは穂高岳山荘で朝ごはんです。
山小屋に泊まったのは今回の登山で初めてのことでしたが、標高3,000mで泊まるって普通に考えてすごいですよね。
残念ですが、あいにくの天気。
悪天候ならジャンダルムは行かずに前穂高経由で帰ると決めていました。
が、同じ部屋だった人がジャンダルムに行くと言っていたので少し気持ち揺れました。
がしかし、この天気なので早く下山したいと思い悪天候プラン通りに前穂高から帰ることとします笑
穂高岳山荘を出発していきなりの急登はまだ暖気運転中の体にはかなりこたえます。
てゆうかピッケル刺さってません?笑
穂高岳山荘を出発して約20分、早くも奥穂高岳山頂が見えてきました。
何も見えません!笑
天気は悪いですが、日本第3位の標高を誇る奥穂高岳登頂!感動です
写真を撮ったらさっさと前穂高岳へ向かいます。
前穂高岳が現れました。
奥穂高の山頂で見えてほしかったなー
この辺からゴロゴロ鳴り始めましたがまだかなり遠いって感じでした。
てか奥穂高から前穂高への下山も岩場ばかりで滑るしクサリ多いし普通に危険でした。
奥穂高→前穂高の道を振り返ってみて。
前穂高岳への登りスタート地点の紀美子平。
大体ここでザックをデポして前穂高へ向かうようです。
でも雨、風、雷で荷物下ろすのが超絶面倒くさかったのでそのまま担いでいきました。
奥穂高がよく見えます。
穂高岳山荘で同じ部屋だった人は無事にジャンダルム通過したかなぁ。
天気悪いながらも槍ヶ岳が一瞬見える。
前穂高岳はもっとサクッと登れると舐めてました、すみません!笑
普通にキツいし、危険箇所ありです。
しかもこのとき雷がすぐ近くで鳴って超怖かったです。
前穂高岳(3,090m)の山頂に到着!
あとで調べて分かりましたが3,000m峰は国内に21あるみたいですが今回の縦走で一気に8峰登頂したようです。
槍ヶ岳、大喰岳、中岳、南岳、北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳、前穂高岳。
前穂高岳〜岳沢小屋〜上高地
ということで重太郎新道を岳沢へ下ります。
しばらく今までと同様の岩場ですが途中から土に変わりました。
重太郎新道は危険な場所はないもののかなり急なので登ってくる場合はキツイんだろうなぁと思いながら下りました笑
雷鳥がよく来るから雷鳥広場?
岳沢へ向かう重太郎新道の下り。
岳沢がずっと下に見えます。
雨の中頑張って下ってきた感じしましたが岳沢までまだまだ遠いです。
雷鳥の次はカモシカです。
カモシカは出てもいいけどクマはやめて。
岳沢小屋。
今度ジャンダルム行くときに泊まってみようかなと思ってます。
岳沢小屋を過ぎると大体こんな感じの登山道。
ということで上高地まで戻ってきました!
スタート時点ではよく見えた穂高連峰がまったく見えません!
2泊3日の縦走登山おつかれさまでした。
上高地でバスに乗る前に絶対着替えたい!と思っていたら、バスターミナルのすぐ横にある「上高地インフォメーションセンター」で100円でシャワー付き更衣室が使えました。
今回の登山で初めて槍穂高に来ましたが日本を代表する山岳リゾートだけあって他の山と比較して賑やかだなーと感じました。
新潟の山なら天気が悪ければ登山者はほとんどいませんが、さすがの槍穂高は雨の中でも結構すれ違いました。
百名山である槍ヶ岳と奥穂高岳への登頂はできましたが、1回来たくらいじゃ全然満足してないので違うコースでまた来年登りに来ようと思います。
次はテン泊しようかなと。
天気はあまり良くなかったですがナイスな登山旅行でした!!