夏休みを利用して北アルプスの槍ヶ岳から穂高連峰を縦走してきました。
北アルプスは5回目ですが、槍穂高は初めてなので小学生の遠足並みに興奮してます笑
沢渡に車を止めて前泊、1日目は上高地から槍沢経由で槍ヶ岳へ行き槍ヶ岳山荘泊、2日目は大キレットを越えて穂高岳山荘泊、3日目は奥穂高→前穂高→岳沢と下山して上高地まで戻ってきました。
最終日は天気が良ければジャンダルム経由で下山しようと思ってましたが、あいにくの雨だったので断念しました。
長くなりますが1日分を1記事で登山レポートを作ったので是非見てください。
槍ヶ岳、穂高連峰の登山データ(YAMAP)
槍ヶ岳→大キレット→奥穂高岳→前穂高岳 / つのださんの前穂高岳・大喰岳・南岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ
1日目(8/2) | 上高地〜(槍沢)〜槍ヶ岳 | 約6時間 |
2日目(8/3) | 槍ヶ岳山荘〜(大キレット)〜穂高岳山荘 | 約5時間半 |
3日目(8/4) | 穂高岳山荘〜(奥穂、前穂)〜上高地 | 約5時間 |
1年前に常念岳〜蝶ヶ岳を登った時も感じましたが、さすがの北アルプスだけあってとても急な登りでした。
いろんな人の日記を見て準備していきましたが、3日間とも午前中に目的地に着いているので、予想よりは早く進んだかなという感じです。
特に初日は槍沢ロッヂ付近で「このまま行くと早く着きすぎる」と思い、途中から東鎌尾根にルート変更したくらいです。
槍ヶ岳、穂高連峰の登山レポート
槍ヶ岳はいろんなルートがありますが、今回僕が登ったルートが最もポピュラーで安全らしいです。
当初は新穂高温泉→飛騨沢ルート→槍ヶ岳→大キレット→奥穂高→ジャンダルム→西穂高→新穂高ロープウェーで戻ってこようと思っていました。
しかし、最終日に天気が悪かった場合にジャンダルムを通らずに下山できるように上高地をスタートゴールに変更。
結果的に最終日は雷が鳴るような悪天候だったので、ジャンダルムを通らずに前穂高経由で下山したのでプラン変更が功を奏しました。
ということで登山レポートを書いていきます。
沢渡ナショナルパークゲート〜(バス)〜上高地〜槍沢ロッヂ
登山の日程は8/2〜8/4の2泊3日ですが、初日に朝イチでスタートできるように8/1に沢渡バス停近くの宿に前泊しました。
前泊した宿「さわんど温泉 温泉山小屋 ともしび」です。
さわんど温泉 温泉山小屋 ともしび普通の宿と比べると設備的には不十分な点もありますがアットホームで僕は好きです。
一番の魅力は焼岳から湧いてくる温泉。
脱衣場も兼ねている浴室は超ワイルドです笑
1,000円の追加料金で食べれるすき焼きがとてもおいしかった。
料金は1泊3,630円(税込)、駐車料金はチェックイン日が無料で翌日から1日700円でした。
上高地行きのバスに乗る沢渡ナショナルパークゲートまでは徒歩3分の近さです。
次回の槍穂高登山の際に上高地を拠点としたときも、またこの宿をリピートしようと思ってます。
沢渡ナショナルパークゲート(要はバス停)です。
目の前に駐車場がありますが、半分くらいしか埋まってませんでした。
5:00の始発バスに乗って上高地へ向かいます。
朝5時半の河童橋。
穂高連峰が幻想的でキレイです。
SNSなどではよく見たことある景色ですが、生で見る河童橋は初です。
上高地をスタートしてからはしばらくは平坦な道をひたすら歩きます。
前穂高?とかその辺でしょうか?
この日は天気がいいです。
徳沢ロッヂ。
槍沢沿いにはたくさん山小屋があるのでいつか全部泊まってみたいですね。
徳沢園のテント場。
結構空いてます。
このおしゃれな建物は徳沢園です。
通過するのがもったいないくらいの目的地になり得る山小屋ですね。
横尾山荘まで来ました。
ここまで2時間かかりませんでした。
ここで槍ヶ岳方面と涸沢方面でルートが分かれます。
横尾山荘を通過しても槍沢沿いにしばらく平らな道を進みます。
横尾山荘から1時間くらい歩くと槍沢ロッヂです。
このルートは山小屋がいっぱいあります。
ここからが本格的に登り始めるって感じでした。
ババ平テント場〜槍ヶ岳山荘
ババ平テント場です。
山小屋やテント場が多くあるので出発時間と自分のペースを考えて臨機応変にその日の宿泊場所を決められそうですね。
ここあたりでペースが早いことに気づき、槍ヶ岳山荘で時間を持て余しそうだったので槍沢大曲りから急登を登って東鎌尾根に出ることにしました。
少し大周りですが、槍沢沿いをずっと歩いても景色が変わらなそうだったので結果的に良かったです。
槍沢大曲りからの坂道はかなりの急登で剱岳の早月尾根って感じでした。
飛ばしすぎたのでかなりヘトヘトです。
東鎌尾根に出たら遠くに剱岳が見える!と思いましたが真正面に見える三角形の山は針ノ木岳みたいです。
ついに槍ヶ岳現る。
初めての槍ヶ岳登頂に向けてやや興奮気味(笑)
やっぱり東鎌尾根に上がって良かったーと思いました。
東鎌尾根もなかなかの急登で結構しんどかったです。
でも槍ヶ岳がだんだん近づいてくるのを見ながら登れるのでその分疲れよりも楽しさ多めって感じ。
どんどん槍ヶ岳が近くなる。
ヒュッテ大槍。
東鎌尾根の上からヒュッテ大槍とその向こうには常念岳(中央右)、大天井岳(中央左)。
ついに槍の直下!
ここまで来たらあとひといき!
槍ヶ岳山荘につきました。
さすがの山岳リゾートだけあってテラスには大勢の人がいました。
槍ヶ岳登頂〜槍ヶ岳山荘泊まり
ということでさっそく槍の先っちょに向かいます。
荷物は槍ヶ岳山荘にデポするか、その辺に置いてる人もいました。
ヘルメットがない人は槍ヶ岳山荘で借りられます。
有名なアルプス一万尺の歌に出てくる小槍です。
さすがにこの上でアルペン踊りは踊れない、てか登ることすらできない。
馬場チョップにも見える笑
槍ヶ岳山頂へは鎖と梯子が連続する崖を登っていきます。
高いところが苦手な人は怖いかも。
ついに槍ヶ岳(3,180m)登頂!
感無量です。
常念岳(中央右)と大天井岳(中央左)。
大天井岳(右)と燕岳(左)。
真ん中の奥に見える三角形の山はさっきも見えた針ノ木岳かな?
じゃあその左に見えるのは立山か剱岳?
裏銀座方面はガスの中。
穂高の方もガスの中。
槍ヶ岳山荘を上から見下ろすとその大きさがよく分かります。
ということで下山します。
渋滞してますが、混む時はこれどころじゃないと思うので今日はまだ空いてる方かな。
槍ヶ岳山荘にチェックインしたらまずは昼ごはんとビールをいただきました。
槍ヶ岳ブラックキーマカレー1,400円と自販機で缶ビール800円。
お昼ご飯の提供は11:00〜13:30でした。
槍ヶ岳山荘の中の様子と夕飯。
この日の部屋は駒鳥という部屋でした。
布団はびっしり敷いてありましたが、隣合わないようにお客を配置していたみたいです。
夕ごはんも朝ごはんもご飯と味噌汁はおかわり自由です。
夕飯食べた後の槍ヶ岳。
ずっと眺めていても飽きません。
この日は夜になるにつれて雲が多くなってキレイな夕日は見れませんでした。
山小屋に泊まると疲れてるし夜何もすることがないのでお酒飲んで7時には寝ました笑
ということで次の日へ続きます。
2日目(8/3)のレポートはこちら↓↓↓
3日目(8/4)のレポートはこちら↓↓↓